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2010年12月31日金曜日
Once again snowfall on New Year Eve
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Living/暮らし
祈りの三日間マネ・ツァクチェス
12/27より三日間、またもストックに帰ってました。
今回は、隣組のようなコミュニティーのみんなが集まって、三日間、昼も夜もお祈りをするという、何とも清らかな行事があったので参加してきました。
ストックには、大きく分けて、6つのコミュニティーがあります。そのストックで一番奥(上)にある我らのコミュニティーが「スプンルール」と言います。合計、7家族の集まりで、その中には分家もあるので、お家の軒数で言えばもう少し増えますが、可能な限り皆が参加します。
今年は、我が家「ニャムシャン」(家の屋号です)が、会場となったので、これまたちょっと忙しくなりました。
午前中、10時を過ぎる頃になると、ぽつぽつと人が集まってきました。おもむろに客間に座ると、持参したお数珠の玉を、時計回りに一つ一つ丁寧にまわしながら進ませ、口では「オンマニ パドメ フム」とマントラを唱え続けます。それを右手でやりながら、左手ではマネ車をこれまた時計回りに回すのです。余談ですが、これ、簡単そうに思えますが、実際にやってみると、両手でそれぞれを回すのは難しいもので、それなりの熟練が必要です。
ちなみに、今回、私たちはホストですので、来てくれた人に次々とお茶を出したりとお世話をはじめます。いつの間にか、部屋がいっぱいになるほど人々が集まり、マントラが響きわたりました。
気の知れたご近所さん、もしくは親戚ですので、何も堅苦しくはないのですが、私は一人、粗相をせぬよう、外国人妻なりに役割を果たすべく努めます。
ここでメインの、いわゆるバター茶は、日本のビールのように何度も注いであげるものなので、様子を見ながら、どうぞどうぞと注いでまわります。簡単そうですが、これの何が難しいかといえば、日本の比ではないほど、ラダック人は遠慮が美徳ですので、ほしいのに、いらないと言ってきたりするわけです。でも、これは、そういうスタイルなだけで、実は飲めるし飲みたかったりするのです。ですので、断られても、負けずに3回はどうぞどうぞと言わないと、ちゃんと接待したことにはなりません。
しかし、本当にいらない人もいるのです。この見極めが難しいのです。正直、いまだにその見極めに自信はありませんが、なんとかやってきました。
本題に戻りましょう。
こうして、お茶をすすったりしながら、また、時には和やかな歓談もあり、数時間お祈りをしている間に、全員分のご飯を用意し給仕します。皆でご飯を一緒に食べたかと思うと、またお祈りがスタート。人によっては帰ったりもしますが、夕方4時すぎまでは続けます。
ここでちょっとブレイクで、みんなおもむろに帰宅していき、各自のお家の世話でもするのでしょう。
そうかと思うと、6時、7時にはまた集まり、今度は大きな方の客間に座って頂き、お祈りが再スタート。夜は仕事や学校のある人も来られるので、いっぱい集まりました。多分、30人以上はいたでしょうか。
子供から老人まで、みんなでお祈りをする穏やかなこの場と時間が、なんともステキなもので、ちょっと癖になりそうでした。というのも、こんなに、みんなで集まって何かするのも、あるようで、そんなに頻繁でもなく、また、子供や女性もいるので、私にはとっても心地よいものでした。
一緒に、見よう見まねのマントラとマネマネ(数珠などを回すこと)をしましたが、とっても清らかでした。
こうして、夜ご飯を用意して、給仕して、再びお祈りをして夜の10時半過ぎまでめいいっぱい続きました。なにせ、11時には電気がきれてしまう今日この頃ですので、みんな、その前に帰って行きました。途中、マントラのほかに歌のようなお祈りもしていましたし、また五体投地もしました。子供たちも一生懸命五体投地する姿がいとおしかったです。
今回は、隣組のようなコミュニティーのみんなが集まって、三日間、昼も夜もお祈りをするという、何とも清らかな行事があったので参加してきました。
ストックには、大きく分けて、6つのコミュニティーがあります。そのストックで一番奥(上)にある我らのコミュニティーが「スプンルール」と言います。合計、7家族の集まりで、その中には分家もあるので、お家の軒数で言えばもう少し増えますが、可能な限り皆が参加します。
今年は、我が家「ニャムシャン」(家の屋号です)が、会場となったので、これまたちょっと忙しくなりました。
午前中、10時を過ぎる頃になると、ぽつぽつと人が集まってきました。おもむろに客間に座ると、持参したお数珠の玉を、時計回りに一つ一つ丁寧にまわしながら進ませ、口では「オンマニ パドメ フム」とマントラを唱え続けます。それを右手でやりながら、左手ではマネ車をこれまた時計回りに回すのです。余談ですが、これ、簡単そうに思えますが、実際にやってみると、両手でそれぞれを回すのは難しいもので、それなりの熟練が必要です。
ちなみに、今回、私たちはホストですので、来てくれた人に次々とお茶を出したりとお世話をはじめます。いつの間にか、部屋がいっぱいになるほど人々が集まり、マントラが響きわたりました。
気の知れたご近所さん、もしくは親戚ですので、何も堅苦しくはないのですが、私は一人、粗相をせぬよう、外国人妻なりに役割を果たすべく努めます。
ここでメインの、いわゆるバター茶は、日本のビールのように何度も注いであげるものなので、様子を見ながら、どうぞどうぞと注いでまわります。簡単そうですが、これの何が難しいかといえば、日本の比ではないほど、ラダック人は遠慮が美徳ですので、ほしいのに、いらないと言ってきたりするわけです。でも、これは、そういうスタイルなだけで、実は飲めるし飲みたかったりするのです。ですので、断られても、負けずに3回はどうぞどうぞと言わないと、ちゃんと接待したことにはなりません。
しかし、本当にいらない人もいるのです。この見極めが難しいのです。正直、いまだにその見極めに自信はありませんが、なんとかやってきました。
本題に戻りましょう。
こうして、お茶をすすったりしながら、また、時には和やかな歓談もあり、数時間お祈りをしている間に、全員分のご飯を用意し給仕します。皆でご飯を一緒に食べたかと思うと、またお祈りがスタート。人によっては帰ったりもしますが、夕方4時すぎまでは続けます。
ここでちょっとブレイクで、みんなおもむろに帰宅していき、各自のお家の世話でもするのでしょう。
そうかと思うと、6時、7時にはまた集まり、今度は大きな方の客間に座って頂き、お祈りが再スタート。夜は仕事や学校のある人も来られるので、いっぱい集まりました。多分、30人以上はいたでしょうか。
子供から老人まで、みんなでお祈りをする穏やかなこの場と時間が、なんともステキなもので、ちょっと癖になりそうでした。というのも、こんなに、みんなで集まって何かするのも、あるようで、そんなに頻繁でもなく、また、子供や女性もいるので、私にはとっても心地よいものでした。
一緒に、見よう見まねのマントラとマネマネ(数珠などを回すこと)をしましたが、とっても清らかでした。
こうして、夜ご飯を用意して、給仕して、再びお祈りをして夜の10時半過ぎまでめいいっぱい続きました。なにせ、11時には電気がきれてしまう今日この頃ですので、みんな、その前に帰って行きました。途中、マントラのほかに歌のようなお祈りもしていましたし、また五体投地もしました。子供たちも一生懸命五体投地する姿がいとおしかったです。
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Living/暮らし,
Occasion/各種行事
12/30、やっと雪降ってます!
なんだか今年の冬はいまいち寒くないと思っていましたが、すっかり今日の天気は曇り曇り曇り。しかも、いかにも雪が降りそうでした。
今朝はストックで目覚めたのですが、レーの方面を見ると、すっかり霧に包まれているし、ストックカンギリの山頂周辺はもう雪が降っている様子。今日はいよいよ、ガッツリ雪が降りそうだなあと思ってワクワクしていたら、夕方になり、やっぱり降りました!
現在、現地時間9時半ですが、けっこう積もってきて、畑は真っ白です。もっと降れ~もっと降れ~と、久々の雪と本格的な雪に期待しております。
もちろん、ただ雪が降ってほしいだけではありません。ここラダックでは、暖冬ではダメなのです。というのも、冬がいかに寒いかが来年の夏を左右します。
というのは、たくさん雪が降れば降るほど夏になり、積もっていたその雪が融けて、川となって水が大地を潤すのです。もちろん、今年のように洪水が来ては困るのですが、いつものように雪が降るということは、来年の豊作につながるのです。
うれしくて、娘の花凛と一緒に大好きな「わらべ歌」を歌ってました。
雨こんこん 雪こんこん
おらえの前さ たんと降れ
お寺の前さ ちっと降れ
ラダックではありえない表現ですが、日本ではお寺や坊主という存在は、ちょっと面白おかしく表現され、それでもって愛嬌を持っているのですね。ラダックで歌詞を通訳するのは控えとこうかな~。
なんだか怒られそうなので~(笑)
明日は、積もった雪景色を紹介できたらと思います。
そういえば、日本は雪降ってるでしょうか?
今朝はストックで目覚めたのですが、レーの方面を見ると、すっかり霧に包まれているし、ストックカンギリの山頂周辺はもう雪が降っている様子。今日はいよいよ、ガッツリ雪が降りそうだなあと思ってワクワクしていたら、夕方になり、やっぱり降りました!
現在、現地時間9時半ですが、けっこう積もってきて、畑は真っ白です。もっと降れ~もっと降れ~と、久々の雪と本格的な雪に期待しております。
もちろん、ただ雪が降ってほしいだけではありません。ここラダックでは、暖冬ではダメなのです。というのも、冬がいかに寒いかが来年の夏を左右します。
というのは、たくさん雪が降れば降るほど夏になり、積もっていたその雪が融けて、川となって水が大地を潤すのです。もちろん、今年のように洪水が来ては困るのですが、いつものように雪が降るということは、来年の豊作につながるのです。
うれしくて、娘の花凛と一緒に大好きな「わらべ歌」を歌ってました。
雨こんこん 雪こんこん
おらえの前さ たんと降れ
お寺の前さ ちっと降れ
ラダックではありえない表現ですが、日本ではお寺や坊主という存在は、ちょっと面白おかしく表現され、それでもって愛嬌を持っているのですね。ラダックで歌詞を通訳するのは控えとこうかな~。
なんだか怒られそうなので~(笑)
明日は、積もった雪景色を紹介できたらと思います。
そういえば、日本は雪降ってるでしょうか?
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Living/暮らし
2010年12月27日月曜日
ラダック民族衣装
11月に親戚の子どもの誕生をお祝いするドゥンというパーティーが開かれました。その時に着た衣装を紹介します。花凛といとこのお姉ちゃん、お友達のおにいちゃん。
また、私は日中はヒマーチャル・プラデシュ州のマナリーの民族衣装を借りてきました。夜はラダックのを着ました。それは次回のお楽しみに。
また、私は日中はヒマーチャル・プラデシュ州のマナリーの民族衣装を借りてきました。夜はラダックのを着ました。それは次回のお楽しみに。
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Occasion/各種行事
2010年12月24日金曜日
Christmas Eve snowfall.
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Finally it snowed again in Leh,well it snowed in October then it went dormant and today it snowed again.Welcome home!!
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Living/暮らし
2010年12月21日火曜日
冬支度② 燃料
本格的な冬の間、 暖をとるために重要な燃料は自然資源に頼ります。
とはいえ、こんな標高の高い場所なので、木々が豊富に生い茂っているわけではなく、ここにあるものを大切に使います。そう、それは乾燥した牛糞などです。
実家のストックでは、夏の間も常に家畜の糞を集めて乾燥させておいていましたが、9月も下旬頃からは、収穫や加工も落ち着いて、食料の冬支度がひと段落したら、義母や義妹たちが暇を見ては家の周辺から山の方まで、糞集めに入ってたような気がします。まさに冬支度でした。
私たちは、この苦労の結晶の、貴重な燃料を、今年は自ら集めた訳でもないのに、分けてもらっているのです。なんとありがたいことでしょう!しかも、親戚の分家のお母さんも一袋分けてくれました。
ちなみに、家畜の世話としては乳搾りも、牛追いもする私ですが、なぜか、義母は私にこの糞集めをしろとは言いませんでした。きっと初年から可哀想だと気を使ってくれてのことだったのでしょう。でも、今後のためにしっかり学ぶべきでした・・・。今は、見よう見まねで自宅周辺の糞を時々集めていますが、自分の牛もいないのに拾うのはなんか盗人みたいで、ちょっと気兼ねしてます。でも、せめてギブ&テイクになるように、日々、生ごみを放し飼いの牛たちにあげてます。
ではでは、レーの家で11月より設置して使っている薪ストーブ用の燃料を紹介します。
初めてラダックにきた時は、この糞を触ってから手を洗わない事に、ちょっと抵抗感があった私ですが、今や気にせずバキバキ割ったり掴んだりします。さらに、水も貴重なラダックですので、糞を触った手を洗ったりせずに、ご飯も食べれるまでに進化しちゃいました。郷に入れば郷に従えです。
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この大きいのが牛糞。糞に水分が多くてか地面に落ちると、 べチャっとつぶれるので大きく広がった感じになる。 ものによっては手で割れないくらい硬くなったものもあり。何年物?? 見れば、草木の繊維質ばかりでさぞかし健康的に見えたり。 |
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この中は全部燃料の糞。これだけあれば、しばらく心配は要らない。 食料と同じレベルで蓄えに相当し、安心感がある。 |
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こちらは調理用ガスのシリンダー。うちではガスストーブも今のところ 利用している為、そちらのストックでもあり現在2本ストックしている。 ラダックでは冬になると一家族?一ヶ月に一本しか買えなくなるとか。 何故かというと、雪で陸路が閉鎖されると、外部から物資が運べなくなり、 それまでにあるシリンダーしかなくなるので制限されるらしい。 ああ、寒さが厳しい上に、さらに環境がもっと厳し~い。 |
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いったん仮で設置したおさがりの薪ストーブ。 現在、新しいのを加治屋さんに注文してあり待っている。 古くて錆があったり、薄い素材ではなかなか暖まらない。 でも、やっぱり火は暖かいし、水を沸かして蒸気がでるのはいいことだ。 もちろん、料理もできるので一石二鳥、三鳥。 |
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ロバ、馬、子牛たちの糞。小さくコロコロしていて使い勝手もいいし、 よく燃えると言われています。実際、よく燃えてます。 ボトルの中はケロシン(灯油)。残念ながらこれをかけないとなかなか燃えません。 |
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Living/暮らし
冬支度① 窓にシートを張る
レーの街で間借りしたおうち。外壁はこの通り加工の途中でラダックらしい白い壁ではないです。でも、私たちが借りている2階の部屋の内装はしっかりやってあり快適です。
レーでは、普通11月頃から家の窓に外からシートを張り、寒さに備えます。我が家はハシゴがないない言って出遅れました・・・。
ちなみに、この寒さ対策シートは、ストックではあまり目にしないのですが、私が思うに、ストックこそもっと寒いのでやったほうがいいはず。昨日、うちに遊びに来た義理の父にオススメしておきました。乗り気でしたよ。
ビニールを張ると、景色は少々にごりますが、見えないわけではないし、まぁ大丈夫。
それより何より、寒くないことが大切です。
レーでは、普通11月頃から家の窓に外からシートを張り、寒さに備えます。我が家はハシゴがないない言って出遅れました・・・。
ちなみに、この寒さ対策シートは、ストックではあまり目にしないのですが、私が思うに、ストックこそもっと寒いのでやったほうがいいはず。昨日、うちに遊びに来た義理の父にオススメしておきました。乗り気でしたよ。
ビニールを張ると、景色は少々にごりますが、見えないわけではないし、まぁ大丈夫。
それより何より、寒くないことが大切です。
2階なので、はしごがほしかったけど、なかった・・・。 ワンボが丸太で即席の足場を組んだ。本当に大丈夫か~?? |
さながらクライミングでした。一応下で私が足場を支えながらも、 時々は写真撮影。落ちるなよ~! |
こんな透明のビニールを張りました。 |
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Living/暮らし
2010年12月18日土曜日
正直、怖かったモハラム
ラダックはレーの街のメインバザールには、チベット仏教のゴンパのほかに、イスラム教のモスクがふたつあります。ひとつはスンニ派、もうひとつはシーア派とのこと。ここラダックは、仏教文化で知られる場所ではありますが、ラダッキーイスラム教徒も多数います。いまや人口比率で言えば、仏教徒を上回ったとも言われています。もっとも、ラダック地方の中でもレー郡ではなく、カルギり郡にはイスラム教徒が多いのです。
そんな背景があるラダックですが、つい先日の15日、イスラム教シーア派の有名な行事がありました。モハラムです。どんなものかというと、以下ちょっと引用いたします。
(以下引用)
「シーア派の特徴は、イスラム世界の異邦人という意識に彩られているようです。そんなシーア派を象徴するモハラム(イスラム暦の1月)の行事を紹介しましょう。
暗殺されたアリーには二人の息子がいました。後継者になった長男のハサンは暗殺されます。一族の再起を願う弟ホセインは、わずかな軍を率いて、680年 10月10日、ウマイヤ朝第二代カリフ、ヤズイードの大軍とカルバラで戦って全滅します。
これが「カルバラの悲劇」と呼ばれ、ホセインの無念を思って身体を傷つけ、悲しみの叫び声を上げながら行列が街中を練り歩く、シーア派最大の年中行事として今も続いています。彼に異邦人シーア派の姿をだぶらせているのでしょう。」
というわけで、仏教に彩られていた日常のラダックが、一気にイスラム一色となったその行事は、なんとも見た目には恐ろしくもあり、あまり精通していないで見ると、ちょっとドン引きしてしまうかもしれませんが、どんな様子かお伝えしようと思います。
ちなみに、私は以前、カルカッタに住むイスラム教徒のお友達に、このモハラムに連れて行ってもらい、見学したことがありました。人口も多いカルカッタのそれは規模も大規模で驚きました。それも、人生で初めて見るものとしては、ちょっと恐ろしいもので、刀のような長い剣で自らの体を切りつけたりするのですが、音楽にあわせたりしてパフォーマンス的な要素も多く?感じたのですが、ラダックのそれは何か、規模こそカルカッタとは違いますが、その血の流れようが違ったのでした・・・。
そんな背景があるラダックですが、つい先日の15日、イスラム教シーア派の有名な行事がありました。モハラムです。どんなものかというと、以下ちょっと引用いたします。
(以下引用)
「シーア派の特徴は、イスラム世界の異邦人という意識に彩られているようです。そんなシーア派を象徴するモハラム(イスラム暦の1月)の行事を紹介しましょう。
暗殺されたアリーには二人の息子がいました。後継者になった長男のハサンは暗殺されます。一族の再起を願う弟ホセインは、わずかな軍を率いて、680年 10月10日、ウマイヤ朝第二代カリフ、ヤズイードの大軍とカルバラで戦って全滅します。
これが「カルバラの悲劇」と呼ばれ、ホセインの無念を思って身体を傷つけ、悲しみの叫び声を上げながら行列が街中を練り歩く、シーア派最大の年中行事として今も続いています。彼に異邦人シーア派の姿をだぶらせているのでしょう。」
というわけで、仏教に彩られていた日常のラダックが、一気にイスラム一色となったその行事は、なんとも見た目には恐ろしくもあり、あまり精通していないで見ると、ちょっとドン引きしてしまうかもしれませんが、どんな様子かお伝えしようと思います。
ちなみに、私は以前、カルカッタに住むイスラム教徒のお友達に、このモハラムに連れて行ってもらい、見学したことがありました。人口も多いカルカッタのそれは規模も大規模で驚きました。それも、人生で初めて見るものとしては、ちょっと恐ろしいもので、刀のような長い剣で自らの体を切りつけたりするのですが、音楽にあわせたりしてパフォーマンス的な要素も多く?感じたのですが、ラダックのそれは何か、規模こそカルカッタとは違いますが、その血の流れようが違ったのでした・・・。
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長い長い行列の一部。喪に服すという意味もあるので黒い服が多い。 音楽にあわせて体を切りつけたり叩いたりする。 もちろん、一緒に合唱しておりすごい興奮状態。 大量の血を流してトランス状態にちかい 人々が救助され,次々に目の前を運ばれていく。 |
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中央の人が特に流血しているのがわかる。 ここで見ていたら、次々に顔を真っ赤に染めた人が, 目の前を救助されていくので恐ろしくなり帰ることにした・・・。 |
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行列の最後。みんなが流血を拭いたティッシュや布を掃除する部隊がちゃんといる。 野良犬が血のにおいに引き付けられている。車は救急車。 |
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最終的に、給水車が出動し、血で汚れた道路を水で清掃する部隊がいる。なるほど。 |
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Occasion/各種行事
2010年12月15日水曜日
Call of the Pangong lake Ladakh ,Oct 2010.
Pangong Tso 4,267m .The magical touch of the lake could cast a spell
on you just as it did on me to jump into it.
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"A quick dip " Zzzzzz... in the highest brackish lake in Asia It was not the right time but couldn't face the magnetic force of the blue lake. My wife me and Riho Beautiful lake!!! |
Post by WANGBO
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Tourism/観光資源
2010年12月13日月曜日
ロサル(ラダックのお正月)12/6
ロサルのセレモニー。
家族や近所のコミュニティー、親戚などなど、行き来し集まっては共に食べ、飲み、祝福する。
今年は夏に洪水があって、多くの人々が亡くなった為、例年より自粛しているとのこと。
年々、ラダックでは文化の変容もすさまじい速さで進んでいるけど、失わずに存在する文化をかみ締めた。いいものは残っていってほしいなと、単純に思う。
家族や近所のコミュニティー、親戚などなど、行き来し集まっては共に食べ、飲み、祝福する。
今年は夏に洪水があって、多くの人々が亡くなった為、例年より自粛しているとのこと。
年々、ラダックでは文化の変容もすさまじい速さで進んでいるけど、失わずに存在する文化をかみ締めた。いいものは残っていってほしいなと、単純に思う。
各コミュニティーのゴンパはちょっと小高い丘の上にある |
ゴンパの中。叔父がランプやラダックのお香を炊いてセレモニー。 |
ラトという精霊を祭ったものにもランプとお香、 そしてチャンというラダックの麦の濁酒を捧げた。 |
ロサルでは牛やゾたちも角にオイル、こめかみにバターを 塗ってもらい祝福をうけている。そのため角がピカピカ光っている。 |
ロサルでは隣近所5,6家族のコミュニティー同士で宴会をして盛り上がる。 男性がそろってゾロゾロと移動しては、お互いの家をはしごする。 これを、2,3日かけて全部の家にまわる。楽しいひととき。 |
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Occasion/各種行事
2010年12月10日金曜日
ストックにてのんびり過ごす
どこまで~も青い空。
山はハゲ山だし、緑はまるでない冬だけど、この空の青さがタマラナイ。
ストックに帰るとやはり家の仕事を手伝う。中でも牛たちを連れて歩くのがとっても気持ちいい。
山はハゲ山だし、緑はまるでない冬だけど、この空の青さがタマラナイ。
ストックに帰るとやはり家の仕事を手伝う。中でも牛たちを連れて歩くのがとっても気持ちいい。
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家から少し離れた草の残る畑に連れて行くところ |
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牛、ベツォ(子牛)、ゾ(ヤクと牛のハイブリット)、ズビ(ゾの子ども)などなど |
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場所により川の水もすっかり凍った |
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11月の下旬、ほとんど落ちきった落ち葉を集める作業。 家畜の暖をとるために小屋に敷いてやったりするため。 もちろん、家畜の餌にもなる。 |
アビレー(おばあちゃん)と一緒に袋に入れるワンボ |
大きな袋に入れきって持ち上げてみたら、 アビレーが笑いながら「アリみたいた形になっちゃった~」と苦笑。 |
ニコニコ顔で歩くかりん。うれしそうに手に持っているのは川で拾った氷。 従兄弟のお姉ちゃんを村の学校に迎えに行った帰り道で。 |
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Farming Cattle/農業と家畜
2010年12月9日木曜日
ジ・ツォンカパの誕生日 12/4
12月4日 ジ・ツォンカパの誕生日 (ガルダン ナムチョット)
今年2010年のお正月(ロサル)は12月6日。その前の4日がこのセレモニーだった。
私たちは、4日にはストックに必ず帰ってくるよう言われていた。
こうしてラダックでは、日本のお正月のようにこの日を家族で過ごすのでした。
チベット仏教のゲルク派の改組、ジ・ツォンカパの誕生日を祝い灯明でセレモニー。 ランプを灯すのは人々の闇(無知)に救いの明かりを求めて現実を直視するためだとか。 |
油を入れたこんな小さなランプをたくさん灯し家の外に並べた |
おじいちゃんが代表して儀式をしていた。 持っているのはヒノキと思われる葉(現地語でシュクパ) 水、大麦の濁酒、バター茶、大麦の炒り粉、肉、蒸パン、 パン、バターなどの重要な食物にお祈りをした。 |
大麦粉で動物の形を作りフライしたお供え物。 |
先ほどおじいちゃんがお祈りしてくれたパンや肉など、 を家族みんなに配り分けてそれを頂く。 |
今年2010年のお正月(ロサル)は12月6日。その前の4日がこのセレモニーだった。
私たちは、4日にはストックに必ず帰ってくるよう言われていた。
こうしてラダックでは、日本のお正月のようにこの日を家族で過ごすのでした。
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