2011年8月30日火曜日

大麦の刈り取りが始まっていま~す。



黄金色に輝く大麦畑。牛やゾも見えます。
雲に覆われたここ2日間ですが、作業にはちょうど良い天気です。

手で刈り取ります。大麦のヒゲはトゲのように刺さるので、
ウィンドブレーカーやフィールドパンツが有効!

ラダック語でゾラという鎌。
切れが悪くなったらその辺にある石で研ぎます。

刈り取った大麦運びの要はロバ。
でも、くせ者の頑固なロバは私たちを悩ませま~す!

ストックでは8月中旬からオルという家畜用の牧草の刈り取りがはじまり、そっちが終わる前からアブラナの刈り取り。そして、8月も終わるここ数日は大麦の刈り取りが始まりました。

最近ではすっかり黄金の大麦畑になっていたのですが、そこに人が入ってゾラと言われる鎌で手で刈り取りをします。と、言うのは簡単ですがこれはそれなりにハードな仕事です。広い畑が何枚もあり、全部手で刈り取るのですからそりゃまあ大変です。そして刈り取った大麦を自宅の目の前の畑までロバに乗せて運ばせます。いつもの事ながら、このロバもくせ者でけっして簡単ではありません(苦笑)あっちに逃げたりこっちに逃げたりしてしまうのですから~。

今日は8人ほどの刈り取り作業員に来てもらいました。この人たちはラダックの人々ではありません。インドはビハールやネパールからの出稼ぎ労働者の人たちです。こんなにたくさん呼んだのかと驚いてしまいましたが、正直言って現在のラダック、農業従事者の人手不足です。みな自分の現金収入の方の仕事があって、農業にばかり取り掛かれないのです。ですのでこういう農繁期というか刈り取りのように一気にやってしまいたい仕事の場合、労働者の人に賃金を払ってやってもらうのが最近の主流なのです。

今日は、ここ数日間の晴れ間がまたも崩れて雨もちらつく天気でしたが、かえって作業には好都合で暑くもないよい気候となりました。明日もまだこの作業は続きます。また写真が撮れたらアップします。

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