プチ・チャダル!?
凍った川の上にいるワンボと、今からまさに氷の上に行こうとする娘の小さな姿が、写真で分かるでしょうか?
チャダルだなんて、そんな本格的なことではありませんが、2月の半ばにザンスカール川とインダス川が合流する地点『サンガム』からチリン方面に向かい、少〜し奥に入ったあたりで、ザンスカール川の氷の上に降り立ってみたワンボと娘です。
キレイな色の氷ですね。厚い氷の下には水が流れています。割れないかしっかりと確認しながら父の後を行きます。
ご存知の方も多いと思いますが、2015年の1月末、まさにチャダル・トレックのシーズン真っ只中で、ザンスカール川において川縁の山が崩れてしまい、チャダル・トレックができなくなってしまいました。現在もこれをどうするか対策がねられています。急遽キャンセルになってしまったグループは別のトレッキングに切り替えなければならなく残念なことになりました。
また、この為にアルチの水力ダムの水量が減ってしまい、電力供給が十分にできず、日中は送電がないという状況になってしまいました。最も、それ以前の12月から既に日中の送電は止まっていましたが、この事が更に拍車を掛けたと言われています。
そんなザンスカール川下流ですが、透き通った水がところどころ見えて流れながらも、2まだ凍った部分もたくさんありました。冬のピークを過ぎて日中はかなり強い日差しがさしていた2月の半ばでしたので徐々に溶けて、今はどいなっていることでしょうか。
ちなみにストックの川も2月前半はまだまだ凍っていましたが、半ばには氷の下の水がチョロチョロ音を立てて流れ始めたのです。普通、ストック・グルツェシュのお祭り以前にはこんな風に溶け始めないので、今年はやはり暖冬だということを物語っています。通常、ストックの川の上流では、ゴールデンウィークくらいでもまだ50cm以上の氷が張っていて、氷の上を歩けるくらいなんですが…。
ちなみに、氷が溶けると言えば、娘が楽しんでいた、スピトゥクの天然スケート場も2月中旬で溶け始めてしまい、シーズンは終わってしまいました。短いシーズンでした。残念。とはいえ、4回くらいは滑りに来ましたよ。楽しかった!
ラダックの厳しい冬は終わり、春がやってきました。日中はストックでも日差しは暑いくらいに。先日入れた水もだいぶ透明に近くなってきたので、最近は洗濯機で洗濯!冬の間は水が少量で済むように手洗いして、脱水だけしていましたが、数ヶ月ぶりに洗いも洗濯機で。こんな変化からも春の到来を感じます。
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