2014年6月8日日曜日

変化するラダックの農耕風景

畑を耕しています・・・が、何か違うのがわかりますでしょうか!?

そうなんです。写真中央にあるように今年は初めて、ゾでの農耕をせずに、トラクターで畑を耕しました。
これにはちょっと、いえ、大きなショックを受けましたが、人手不足や高齢化が進む中、どうしてもやむ終えない選択だったというのも理解できます。味気ないようですが、短時間で、安く、楽に仕事ができてしまうのですから、現地の人からすれば選ばない手は無いといってもいいでしょう。

あのダイナミックなゾと人の農耕風景がないなんてとっても寂しいですが、収穫物が収入になるわけでもなく、自分たちが食べたりするものです。むしろ、農作業のために仕事や学校を休んで手伝うことはマイナスになってしまうともいえるでしょう。また、ゾも年に数回の農耕のために一年を通して世話をし、餌のために牧草を育て、収穫し、保管し・・・。ものすごく手間がかかっているのも分かります。失いつつある文化に対しての愛着や敬意をもちながらも、変化を恐れず、受け入れられる自分もいないといけないなあと思う今日この頃です。

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