2011年4月26日火曜日

ラダックの杏は日本の桜です!

「これは日本の農村です」と言えばそう見えませんか??
(サスポール村)
こんな花たちを見て、脳みそが覚醒するというのでしょうか。

雪山を背後に「しだれ杏」とでも言いましょうか。
日本の盆栽のような湾曲さが素晴らしい。

少し濃いピンク色の花が自分を主張していました。
単純に色があるとその可憐さに胸が躍ります。

美しいお花に花凛も歩みが弾んでしまうようです!

愛らしい白っぽい杏のお花。
この淡さは日本のわびさびを思わせます。

満開!
咲き誇る杏の大木は堂々としていて存在感が違います。
(ヌルラ村)


無類の花見、花火好きである私。
最近やけに忙しく、そして肉体労働の日々だったのですが、ちょっと見切りをつけて杏のお花見に行ってきました。杏の花をもって、心と体に春の生命の息吹を吹き込んできました。いつも日本の桜を見てそうするように・・・。

なんて言うのでしょう。桜も杏もまさに木が発情してるんですよ。めいいっぱい自分の生命や性を表現しているその姿は、本当になまめかしいほどの生命です。
限られた短い期間にこれでもかと言わんばかりに花を咲かせ、そして散らせてしまうその潔さ。
美しい姿はほんの一瞬。この潔さと美しさに人々は魅了されるのでしょう。


【ラダックの杏前線】

ここ3日ほど、やけに天気が良く暑いくらいでした。その為、まだ開いていなかったツボミも一気に開いた様子です。4/24の日曜日、シャムのカルチェ、ヌルラは満開。サスポール付近は8分咲き。木によっては満開もあり。バスゴ、ニモあたりは6~7分咲きくらいでした。徐々にレー方面も咲いてくることでしょう。聞くところによると杏の花が美しく咲き誇るカルギルではまだ咲いていないとのことでした。

【畑仕事前線!?】
先日の畑仕事に関する投稿でも触れましたが、シャムの農作業の進捗具合には驚きました。もう既に10cmくらいの麦の芽が出ていましたし、水も水路に充分に行き渡っている感じがしました。
また、柳の木などが少しずつ葉を茂らせているのです。つまり、たくさんの緑が目に入ってくるのです!日差しも強くて暑いくらいなのでフリースも脱いで歩けました。ストック、レーばかりを見ている私は本当に驚きました。そして、やっぱりシャムっていいなぁと思いました。一足も二足も早く、そして長く、生命の息吹を感じられるのですから・・・。標高が2000m代に下がるとこんなに違うのです。

そういう訳で、ラダックの夏は近いような気がしました。

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