2012年3月22日木曜日

長野でやっと祖母の供養。


南アルプスと中央アルプスに囲まれる柿の木畑。
この辺りの名産「市田柿」という干し柿を生産・加工しています。

散歩が楽しそうなかりん。車も少ないので怖くないのがいいのかな。
私は伯母に譲ってもらった「はんてん」を羽織って。
伯母のお母さんが手織りした布で作ったもの!貴重。


19~21日、母の実家である長野県、高森町の田舎に行ってきました。メインの行事は昨年99歳で亡くなった祖母の一周忌と祖父の13回忌でした。

昨年の今頃、ラダックに移り住んでからまだ数ヶ月目という修行中の身(とでも言っておきましょう)だったので、99歳(数えでは100歳!)と言う大往生で逝った祖母のために帰国せずに、遠くから祈っているという選択をしたのでした。不義理な自分は自覚していましたが、今回やっと一周忌に合わせて帰国でき、一年後ではありますが長野に足を運んで、祖母への法要とお墓参りなどに参加できたのです。これでやっと何か胸のつかえが取れたような感じがしています。

専業農家の嫁として生きた祖母はそれはそれは働き者でした。厳しい人という印象がありますが、当然やさしさも持ち合わせ、何せ強い意志のある人でした。そんな祖母や田舎での農を営む生活に触れて、今の自分がインドやラダックの農や山に魅せられ、そこで暮らしたいとまで思うに至った訳ですから、ここでのことがどれだけ影響させられたか分かりません。また、私のそういう部分はしっかりと祖母の血を受け継いでのことなんだなぁと再認識しました。


そんな祖母と祖父に感謝しつつ、再会した田舎の親戚たちとの時間を久方ぶりに満喫してきました!かりんにとっても(ワンボも)3回目の訪問ですが、小さすぎて記憶にこそなかったようですが、久しぶりの野山にあのラダック仕込の健脚ぶりを発揮して、トコトコトコトコたくさん歩き、もっと散歩しようよ~と歩きたがりました。特に畑のがけをどんどん登っていくので、まるでラダックでのかりんを見ました。やっぱり都会では身体を持て余しているのか!?

二日目からは中学生になるハトコのお姉ちゃんに付きまとい離れず、ママでもばあばでもなく、お姉ちゃんとお風呂に入る!といってきかず・・・。慣れないことと躊躇しながらも勇気を出して一緒に入ってくれたお姉ちゃんと、楽しいお風呂を過ごしたりしました。そんな花凜、はじめは恥ずかしくてしゃべりもしなかったのに二日目から豹変。その後一緒に折り紙を折るなど、ずう~っと一緒に遊んでもらいました。ありがとね。

かりんにとっては日本で、私の両親や姉妹という家族のみならず、更にばぁばの実家など自分を取り巻く親戚たちという、いわば自分のルーツを掘り下げるような再会は、小さくて意味が分からないながらも、きっと心に何かを残したことでしょう。私もワンボも久しぶりの休日らしい時間を過ごせたし(いつも自宅で仕事ばっかりなので・・・汗)、とても楽しい時間でした!やっぱり長野大好きです。

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