あの、カルマパ・リンポチェがラダックをご訪問されていました。
4月24日にいらして、26日にはおなじみのチョクラムサルで説法が開かれました。ここ数日の晴天はカルマパ・リンポチェご訪問のお力でしょうか・・・!?
この説法で、昨今の特に子どもに対する親のあるべき姿について語られていました。それはカルマパ・リンポチェご自身が輪廻転生者として幼少の頃に選ばれてからの、ご自身の体験をもっても説明されていました。
自分が輪廻転生者として選ばれたとき、子供心に「これでおもちゃがいっぱいもらえる!」と思われたそうでした。しかし、実際はとてもストイックな環境に入っていかざるをえず、子どもながらにとても苦労されたと言うようなことをおっしゃっていました。
最近、ラダックでも教育に力を入れていますので、子どもたちに必要以上のプレッシャーをかけてしまいがちです。(昨今、ラダックではインド同様に若者の自殺が多発しています)
親は子どもにプレッシャーをかけてはいけない、ということをおっしゃられていたのがとても印象的でした。
今回、カルマパ・リンポチェの姿を実際に見たのは私の人生で初めてのことでした。
ラダックで各地へ訪問されたリンポチェご一行が一般道を通られる時に、たまたま私も家族と一緒に車に乗っていたので、車を降りて反対者面の沿道に立ってリンポチェのご一行が通過するのを待ちました。沿道で合掌しながら頭を下げて、その加持にあやかるのです。
車の助手席に乗ったカルマパ・リンポチェのお顔を至近距離で見ることができたのですが、リンポチェは沿道にいる人々をこの上ない慈悲深い表情で見ながら、まるで一人一人に挨拶してくれているかのように見てくださったのです。
いつも写真で見るカルマパ・リンポチェは、とてもキリッとしたお顔立ちをされているので、こんなに穏やかなオーラを出される方だとは想像していなく、私はすっかりその慈悲深いエネルギーのようなものに包まれてしまいました。これはいったい何なのでしょう。ただ車に乗って通り過ぎられただけなのに、本当に何なのでしょうか。今年1月に開かれたダライ・ラマ法王の説法の際の謁見でも同じような体験をしました。
凡人の私には目標にするのもおこがましいのですが、しかし、こういうオーラというか少なくとも仏教の基本である慈悲深さを持てるように、日々精進しなければいけないとつくづく思わされたのでした。
参考までに・・・
「カルマパ17世」 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%9117%E4%B8%96
4月24日にいらして、26日にはおなじみのチョクラムサルで説法が開かれました。ここ数日の晴天はカルマパ・リンポチェご訪問のお力でしょうか・・・!?
チョグラムサルのインダス河のほとり。たくさんの人が集まってきています。 背後の雪をかぶったストック山脈が青空に映えています。 |
中央に座ってらっしゃるのがカルマパ・リンポチェです。 |
強い日差しが差すようになった今日この頃。 夏の説法の時のように、みんな傘をさして日を避けています。 |
この説法で、昨今の特に子どもに対する親のあるべき姿について語られていました。それはカルマパ・リンポチェご自身が輪廻転生者として幼少の頃に選ばれてからの、ご自身の体験をもっても説明されていました。
自分が輪廻転生者として選ばれたとき、子供心に「これでおもちゃがいっぱいもらえる!」と思われたそうでした。しかし、実際はとてもストイックな環境に入っていかざるをえず、子どもながらにとても苦労されたと言うようなことをおっしゃっていました。
最近、ラダックでも教育に力を入れていますので、子どもたちに必要以上のプレッシャーをかけてしまいがちです。(昨今、ラダックではインド同様に若者の自殺が多発しています)
親は子どもにプレッシャーをかけてはいけない、ということをおっしゃられていたのがとても印象的でした。
今回、カルマパ・リンポチェの姿を実際に見たのは私の人生で初めてのことでした。
ラダックで各地へ訪問されたリンポチェご一行が一般道を通られる時に、たまたま私も家族と一緒に車に乗っていたので、車を降りて反対者面の沿道に立ってリンポチェのご一行が通過するのを待ちました。沿道で合掌しながら頭を下げて、その加持にあやかるのです。
車の助手席に乗ったカルマパ・リンポチェのお顔を至近距離で見ることができたのですが、リンポチェは沿道にいる人々をこの上ない慈悲深い表情で見ながら、まるで一人一人に挨拶してくれているかのように見てくださったのです。
いつも写真で見るカルマパ・リンポチェは、とてもキリッとしたお顔立ちをされているので、こんなに穏やかなオーラを出される方だとは想像していなく、私はすっかりその慈悲深いエネルギーのようなものに包まれてしまいました。これはいったい何なのでしょう。ただ車に乗って通り過ぎられただけなのに、本当に何なのでしょうか。今年1月に開かれたダライ・ラマ法王の説法の際の謁見でも同じような体験をしました。
凡人の私には目標にするのもおこがましいのですが、しかし、こういうオーラというか少なくとも仏教の基本である慈悲深さを持てるように、日々精進しなければいけないとつくづく思わされたのでした。
参考までに・・・
「カルマパ17世」 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%9117%E4%B8%96
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