2012年5月31日木曜日

Donkey Sanctuary ! APR,2011

こんな風に素敵なイラストが描かれています

イラストと共にロバの気持ちがつづられています

ちょうど私たちがいた時、犬に襲われたロバが保護されてきました

こんな風にごはんを食べています

ラダックでのはじめての冬はレーに住んでいました。
そのとき、よくここへかりんと一緒に散歩に来ていました。
時には親戚のうちの犬と一緒に。

2012年5月25日金曜日

NHKニュースについて、補足解説させていただきます。



カットされてしまったストックでのインタビュー

トラックがロバの代わりになっている現状を撮影中
うちのすぐ隣の隣のお宅です

車と人力で運んだ堆肥
実はロバがいない分、堆肥も減ってしまうのです


先日22日のBS1、ラダックのニュースをご覧いただいた方、ありがとうございました。
ロバが可愛そうだったという声や、何か日本と同じ道を歩んでいるようだとか、ご意見やご感想をメールやfacebookでもいただきました。リアクションいただきありがとうございました。

さて、やっとこ私たちも本日ネット上でその編集された内容を見ました!
見ることができなかった方は、こちらにアクセスしてください。

http://www.nhk.or.jp/worldwave/newscafe/index.html
NHK BS1 ワールドwaveニュース

ストック村でインタビューに答えているのはワンボのお爺さんです。ブログなどでもちょくちょく出てきていますので、すっかり顔なじみでしょうか、笑。

かなり簡単な字幕になってしまっていましたが、お爺さんのインタビューを補足しますと・・・、
「ロバはいろんな物を運ぶことができ、ロバなしで仕事は何もできません。」などでした。


正直言いますと、撮影分に比べ、ストックでのシーンはかなり少なかったです。もちろん、レーでのロバの受難や救済活動がメインですのでそうなるのですが、ニュースとしてテレビで放送するのには、それなりの内容にしぼられてしまうのも仕方ないでしょう。

では、なぜロバを手放したり捨ててしまうのか、その理由のひとつとして、ストックにて撮影したけれど使われなかったものを紹介します。

昨年、知人にロバ売ったといううちの近所のお兄さんのインタビューです。

年齢40歳。結婚した際に兄弟で財産を半々に分けた。家畜のロバもゾも一頭づつもらった。作業があると共同で二頭をつかっていました。コミュニティーでロバを使う作業があると、お互いに貸し借りをして頭数を揃えるので、そういった使い方にも参加していた。そして、一緒に作業しながら農作業のスケジュールなどの情報を共有できていた。
しかし、2009年に家の目の前の道が拡張されて、奥の畑まで車が通れるようになった。また、昨年は家の目の前に井戸ができたので、本流の川まで水を汲みに行く必要がなくなった。
これらの流れを受けて、収穫した麦を運ぶのにロバではなくトラックでできるようになったし、井戸のおかげで水をロバに運ばせる必要もなくなった。
自分たちの足としても、農作業もろもろ、また運送業にも使えるトラックを数年前に購入して使い始めた。
ロバは1500ルピー/一頭でストックの知人に売った。今年、つい先日更にトラックを買い換えた。金額はロバとは比較にならない100万円以上。でも、このトラックでの運送業で収入が見込める。

ロバがもし食肉として食べられたら、また搾乳してミルクを飲めたりしたら、もう少し価値があったかもしれないかと聞くと、確かにそうだと答えた。
今でも牛は牛乳が取れるから家畜として置いているが、ゾも売ってしまっている。トラクターで耕作をするようになっている。

トラックやトラクターの導入により、あきらかに短時間で作業を終わらせられる。トラックであっても、隣近所での共同作業一応は少々している。しかし、もっと多くの人たちと共同作業する楽しみ、または情報交換の場として参加しなくなったことは寂しいことだと思っている。

しかし、祖父母もすでにいなく、核家族のような状態。子どもも就学中で絶対数も少ないので、機械化が兼業農家という状態を助けている。

以上 重要な項目のみピックアップしました。

このインタビューの後、トラックでの堆肥運びをまさにやってもらいまして、撮影しました。
私も、ラダックに来て、初めてものすごい効率のよさを目の当たりにしました。


ちなみに、今のところストックでは野良ロバは存在しません。

では、なぜレーでは野良ロバがいるのかというと、バザールや軍の施設があるため、食料になるゴミがでることが一つの原因です。つまり、これらのゴミがえさとなるので、飼い主たちも放し飼いをしてしまうらしいのです。

ストックでさえ、上記のような現状でロバの必要性が低下していますので、レーのような町を持つ村の整備具合を考えると、多くの人がこういった理由で必要性がなくなってしまっているのでしょう。
しかし、だからと言って捨てて良いかといえば、そうではないと思っています。持ち主を探し当てても、引取りを拒否するという現実があることも聞きました。どうしたものでしょう・・・。

基盤整備などの発展が言い訳になるとは思っていませんが、人間のいい勝手さやいい加減さがロバを時に事故に合わせたり、犬に攻撃されてしまっていることを、どう受け止めればいいでしょう。ロバのことを考えると悲しくなりますが、同じように発展を遂げた日本も、いつかの過程でそのようなことをしてきていることを思うと、一方的にラダックの、レーでの現状を攻められない自分がいます。

里親制度やドンキー・サンクチュアリーのシェルターの活動が今後も、こういったロバを救っていってほしいと願います。さて、自分にできることは何だろうか・・・。

2012年5月22日火曜日

もう間もなくNHKの放送です!

日本時間10時から予定通放送とのこと、担当の方から連絡いただきました。ぜひ、お見逃し泣く!
今回のコーディネートで、現状をしっかり説明させていただきましたが、編集や話題の結末付けなどは私たちの仕事ではないので、どんな風に編集されているか、ドキドキしています!
みなさんの方が先に見ることになりますので、せひ感想お待ちしています!

2012年5月20日日曜日

NHKにて最新のラダックが放送!!

先週の月曜日から木曜日まで、NHK・デリー支局の方がラダックに取材に来られていました。去年も取材に来て頂いていますが、今年の話題は家畜のロバを取り巻く変化、つまり、ラダックの発展の影で必要性や価値が下がってしまったロバを切り口に、今のラダックが置かれている現状を探ってみるといった内容です。放送は、今週5月22日の火曜日、BS1の『ワールドwave トゥナイト』で日本時間午後10時の番組の中で6、7分です。 今回はレーの“ドンキーサンクチュアリ”での野良ロバの保護活動をはじめ、ストックでの伝統的なロバを使った農作業と、トラックなどの機械化した作業の新旧入り乱れた現状について見ていただけると思いますが、言及しておきたいのは、この新旧の違い、どちらも私たちが住むスブンルール・コミュニティ内で起きている現実だということです。実際にストックでの撮影はうちのコミュニティのみです。伝統と新しいもの、人々の選択、変化への対応。ラダックの現実を具体的な映像で見て頂けます。ぜひお見逃しなく!! ちなみに、今回の取材は私たちが一部を除き取材に関するコーディネートをさせて頂きました。限られた時間でたくさんの撮影をするのは大変な事でしたが、いつも直前まで決まらない農作業の日程に対し、奇跡的なまでのドンピシャなスケジュールを決めてくださったNHKの担当者、依田さん。そして我が村の人々の協力にに感謝せずにはいられません。このニュースで、ラダックの置かれている状況が多くの人に正しくつたわってくれることを願っています。 まだ、私も編集した番組を見てないので早く見たいです! ぜひ、ご感想などお聞かせ下さいね。

2012年5月16日水曜日

制服でご機嫌!

制服がうれしい花凜です。

学校からの帰り道、楽しい~!

ストックの本流の川のそばにある学校です。
木に隠れている小さな建物がそれです。
ここは、かつてワンボも通っていた学校です!

2012年5月15日火曜日

かりん、元気に村の学校へ!

先週から、かりんは村の学校へ通い始めました!なんとか順調に通ってます。制服を着るのが嬉しいようです!

2012年5月9日水曜日

GWのストック・カングリ、ベースキャンプまでのトレッキング!

5/1~2、ストック・カングリのルートにある、
二つのベースキャンプを目指すトレッキングです!
逆光で真っ暗ですがガイドのワンボ。

かなり残雪があり、上に行けば行くほど雪山のようです。

泊まるのはロウアー・BCのマンカルモ

荷馬も日向ぼっこ状態で休んでいます。
この時期は食べる草がないので全て村から持って行きます。
朝方のマンカルモ、テントの様子。
夏ならうっすら芝生すら見えるのですが今は一面雪。

川も50cm以上もの厚さで凍っていて、その上を歩く部分もあります。
まるでザンスカールのチャダル・トレック!?とてもスリリングです。
でも実は石がごろごろより雪の方が歩きやすくもあります。

夏だとこの乾いた山肌と大地が美しいのですが、
この時期は真っ白な雪とのコンビネーション!

今年のGWはいつもの年よりも寒く、雪にも度々降られましたが、逆にそれがよかったのではないかと言うくらい、いい雪山の状態でトレッキングが堪能できたそうです!
寒さは大変だったそうですが、むしろ溶けていない雪の上は歩きやすく、いつもとは違った景色の中を歩く楽しみもあり、最高のトレッキングとなったとのことです。この時期にトレッキングに挑戦いただいたこと、アレンジやガイドをする私たちも大変光栄でした。ありがとうございました。そして本当にお疲れ様でした!