2012年5月25日金曜日

NHKニュースについて、補足解説させていただきます。



カットされてしまったストックでのインタビュー

トラックがロバの代わりになっている現状を撮影中
うちのすぐ隣の隣のお宅です

車と人力で運んだ堆肥
実はロバがいない分、堆肥も減ってしまうのです


先日22日のBS1、ラダックのニュースをご覧いただいた方、ありがとうございました。
ロバが可愛そうだったという声や、何か日本と同じ道を歩んでいるようだとか、ご意見やご感想をメールやfacebookでもいただきました。リアクションいただきありがとうございました。

さて、やっとこ私たちも本日ネット上でその編集された内容を見ました!
見ることができなかった方は、こちらにアクセスしてください。

http://www.nhk.or.jp/worldwave/newscafe/index.html
NHK BS1 ワールドwaveニュース

ストック村でインタビューに答えているのはワンボのお爺さんです。ブログなどでもちょくちょく出てきていますので、すっかり顔なじみでしょうか、笑。

かなり簡単な字幕になってしまっていましたが、お爺さんのインタビューを補足しますと・・・、
「ロバはいろんな物を運ぶことができ、ロバなしで仕事は何もできません。」などでした。


正直言いますと、撮影分に比べ、ストックでのシーンはかなり少なかったです。もちろん、レーでのロバの受難や救済活動がメインですのでそうなるのですが、ニュースとしてテレビで放送するのには、それなりの内容にしぼられてしまうのも仕方ないでしょう。

では、なぜロバを手放したり捨ててしまうのか、その理由のひとつとして、ストックにて撮影したけれど使われなかったものを紹介します。

昨年、知人にロバ売ったといううちの近所のお兄さんのインタビューです。

年齢40歳。結婚した際に兄弟で財産を半々に分けた。家畜のロバもゾも一頭づつもらった。作業があると共同で二頭をつかっていました。コミュニティーでロバを使う作業があると、お互いに貸し借りをして頭数を揃えるので、そういった使い方にも参加していた。そして、一緒に作業しながら農作業のスケジュールなどの情報を共有できていた。
しかし、2009年に家の目の前の道が拡張されて、奥の畑まで車が通れるようになった。また、昨年は家の目の前に井戸ができたので、本流の川まで水を汲みに行く必要がなくなった。
これらの流れを受けて、収穫した麦を運ぶのにロバではなくトラックでできるようになったし、井戸のおかげで水をロバに運ばせる必要もなくなった。
自分たちの足としても、農作業もろもろ、また運送業にも使えるトラックを数年前に購入して使い始めた。
ロバは1500ルピー/一頭でストックの知人に売った。今年、つい先日更にトラックを買い換えた。金額はロバとは比較にならない100万円以上。でも、このトラックでの運送業で収入が見込める。

ロバがもし食肉として食べられたら、また搾乳してミルクを飲めたりしたら、もう少し価値があったかもしれないかと聞くと、確かにそうだと答えた。
今でも牛は牛乳が取れるから家畜として置いているが、ゾも売ってしまっている。トラクターで耕作をするようになっている。

トラックやトラクターの導入により、あきらかに短時間で作業を終わらせられる。トラックであっても、隣近所での共同作業一応は少々している。しかし、もっと多くの人たちと共同作業する楽しみ、または情報交換の場として参加しなくなったことは寂しいことだと思っている。

しかし、祖父母もすでにいなく、核家族のような状態。子どもも就学中で絶対数も少ないので、機械化が兼業農家という状態を助けている。

以上 重要な項目のみピックアップしました。

このインタビューの後、トラックでの堆肥運びをまさにやってもらいまして、撮影しました。
私も、ラダックに来て、初めてものすごい効率のよさを目の当たりにしました。


ちなみに、今のところストックでは野良ロバは存在しません。

では、なぜレーでは野良ロバがいるのかというと、バザールや軍の施設があるため、食料になるゴミがでることが一つの原因です。つまり、これらのゴミがえさとなるので、飼い主たちも放し飼いをしてしまうらしいのです。

ストックでさえ、上記のような現状でロバの必要性が低下していますので、レーのような町を持つ村の整備具合を考えると、多くの人がこういった理由で必要性がなくなってしまっているのでしょう。
しかし、だからと言って捨てて良いかといえば、そうではないと思っています。持ち主を探し当てても、引取りを拒否するという現実があることも聞きました。どうしたものでしょう・・・。

基盤整備などの発展が言い訳になるとは思っていませんが、人間のいい勝手さやいい加減さがロバを時に事故に合わせたり、犬に攻撃されてしまっていることを、どう受け止めればいいでしょう。ロバのことを考えると悲しくなりますが、同じように発展を遂げた日本も、いつかの過程でそのようなことをしてきていることを思うと、一方的にラダックの、レーでの現状を攻められない自分がいます。

里親制度やドンキー・サンクチュアリーのシェルターの活動が今後も、こういったロバを救っていってほしいと願います。さて、自分にできることは何だろうか・・・。

2012年5月22日火曜日

もう間もなくNHKの放送です!

日本時間10時から予定通放送とのこと、担当の方から連絡いただきました。ぜひ、お見逃し泣く!
今回のコーディネートで、現状をしっかり説明させていただきましたが、編集や話題の結末付けなどは私たちの仕事ではないので、どんな風に編集されているか、ドキドキしています!
みなさんの方が先に見ることになりますので、せひ感想お待ちしています!

2012年5月20日日曜日

NHKにて最新のラダックが放送!!

先週の月曜日から木曜日まで、NHK・デリー支局の方がラダックに取材に来られていました。去年も取材に来て頂いていますが、今年の話題は家畜のロバを取り巻く変化、つまり、ラダックの発展の影で必要性や価値が下がってしまったロバを切り口に、今のラダックが置かれている現状を探ってみるといった内容です。放送は、今週5月22日の火曜日、BS1の『ワールドwave トゥナイト』で日本時間午後10時の番組の中で6、7分です。 今回はレーの“ドンキーサンクチュアリ”での野良ロバの保護活動をはじめ、ストックでの伝統的なロバを使った農作業と、トラックなどの機械化した作業の新旧入り乱れた現状について見ていただけると思いますが、言及しておきたいのは、この新旧の違い、どちらも私たちが住むスブンルール・コミュニティ内で起きている現実だということです。実際にストックでの撮影はうちのコミュニティのみです。伝統と新しいもの、人々の選択、変化への対応。ラダックの現実を具体的な映像で見て頂けます。ぜひお見逃しなく!! ちなみに、今回の取材は私たちが一部を除き取材に関するコーディネートをさせて頂きました。限られた時間でたくさんの撮影をするのは大変な事でしたが、いつも直前まで決まらない農作業の日程に対し、奇跡的なまでのドンピシャなスケジュールを決めてくださったNHKの担当者、依田さん。そして我が村の人々の協力にに感謝せずにはいられません。このニュースで、ラダックの置かれている状況が多くの人に正しくつたわってくれることを願っています。 まだ、私も編集した番組を見てないので早く見たいです! ぜひ、ご感想などお聞かせ下さいね。

2012年5月16日水曜日

制服でご機嫌!

制服がうれしい花凜です。

学校からの帰り道、楽しい~!

ストックの本流の川のそばにある学校です。
木に隠れている小さな建物がそれです。
ここは、かつてワンボも通っていた学校です!

2012年5月15日火曜日

かりん、元気に村の学校へ!

先週から、かりんは村の学校へ通い始めました!なんとか順調に通ってます。制服を着るのが嬉しいようです!

2012年5月9日水曜日

GWのストック・カングリ、ベースキャンプまでのトレッキング!

5/1~2、ストック・カングリのルートにある、
二つのベースキャンプを目指すトレッキングです!
逆光で真っ暗ですがガイドのワンボ。

かなり残雪があり、上に行けば行くほど雪山のようです。

泊まるのはロウアー・BCのマンカルモ

荷馬も日向ぼっこ状態で休んでいます。
この時期は食べる草がないので全て村から持って行きます。
朝方のマンカルモ、テントの様子。
夏ならうっすら芝生すら見えるのですが今は一面雪。

川も50cm以上もの厚さで凍っていて、その上を歩く部分もあります。
まるでザンスカールのチャダル・トレック!?とてもスリリングです。
でも実は石がごろごろより雪の方が歩きやすくもあります。

夏だとこの乾いた山肌と大地が美しいのですが、
この時期は真っ白な雪とのコンビネーション!

今年のGWはいつもの年よりも寒く、雪にも度々降られましたが、逆にそれがよかったのではないかと言うくらい、いい雪山の状態でトレッキングが堪能できたそうです!
寒さは大変だったそうですが、むしろ溶けていない雪の上は歩きやすく、いつもとは違った景色の中を歩く楽しみもあり、最高のトレッキングとなったとのことです。この時期にトレッキングに挑戦いただいたこと、アレンジやガイドをする私たちも大変光栄でした。ありがとうございました。そして本当にお疲れ様でした!

2012年4月28日土曜日

ラダックの生活に戻りました!農作業は盛りだくさん。


バタバタで日本からラダックに戻ってきましたが、早速畑仕事にも駆り出されています!
また、ラダックに着いて5日目にはお泊りのお客様もお迎えできました。3ヶ月も明けていた家の掃除や片付けは大変でした。このGWもたくさん来ていただく予定です。がんばります!

作業の合間に。かりんはカメラがイヤ~と言っております。

畑を耕しはじめました。ホヨ~ンヨヨ!(ジン・モッチェスという作業)


畑を耕しゼーハー言って疲れていたゾ。
お疲れ様でした。

かりんもワンボも元気です。
はじめの一週間くらいは日本に帰ると言っていたかりん。
今は畑を駆け回り、やっぱりラダックもいい様子です。

2012年4月23日月曜日

無事にラダックに戻りました!

春真っ盛りの日本から、真夏のようなスリランカの旅を経て、これまた暑かったデリーを経由して、まだちょこっと寒~いラダックへ戻りました。この間、体調管理はもちろん着る物の調整も激しく変わり、ラダックに着いてみて、そんなに寒くなくてよかった~と思いながらも、ストックではニット帽をかぶるような寒さです。ひょうが降ったり小雪がちらついてもいます。とはいえ、何もかもが凍ってしまうほどの真冬のラダックではなく、ちゃんと春めいたラダックですし、標高の低いインダス川沿いでは木々が芽吹きだしています!春はすぐそこ。だいぶ過ごしやすくなっています!

またラダックから可能な限りこちらの様子をお伝えしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!・・・ストックからの投稿なので写真なしてあしからず。

2012年4月13日金曜日

14日、いよいよ日本を出発します!



日本への一時帰国というとっても濃厚な三ヶ月を終えて、いよいよラダックに戻ります!
もう充分に日本を満喫しました。自分のふるさとである日本のいいところをたくさん再発見して実り多き滞在となりました。家族や友人知人との再会、かりんにとっての日本滞在、NEO-LADAKHとしての活動、もろもろ貴重でありがたいことばかりでした!

また本業というかラダックでの暮らしに戻ります。日本での経験を生かしてさらに元気にがんばりたいです。どうか、みなさんお元気でお過ごしください。また日本/ラダックで再会しましょう!

それにしても、日付が変わると言うのに、ぜんぜんパッキングが終わらず参ってます。ここ二週間は目が回るような忙しさでしたので、経由で訪れるスリランカで少しゆっくりしてきます!予定では17日にはスリランカ~デリーで、20日にラダック着です。急に暑いところに行くので気温や気候の変化にやられないよう気をつけますね。
ではでは、本当にお世話になりました。日本の桜に見送られて行ってきます!

2012年4月12日木曜日

大森でのイベントも無事終了しました。

 そして翌日8日、NPO法人として活動している「子ども交流センター」にお邪魔してじっくり写真をお見せしながらラダックでの暮らしを中心にお話させて頂きました。
小学生の子どもから大人まで親子で20名くらいが参加してくださり、子どもにも分かるように説明しつつ、大人の方々にも満足して頂く話をするという、素晴らしく難しい内容に取り組ませて頂いたのですが、なんとか成功に終わりました!

前半で写真を使ってのお話をしている時も、場が既に地域のつながりのなかで機能していますので、みなある程度知った関係だったりして、すごく気楽に質問してくださったりと初っ端から発表者と聞く人の関係が作りやすく楽しくできました。

そして、後半はどんなに盛り上がったかと言うと、ラダックで主食として食べられている「コラック」という炒った大麦粉をこねてそのまま食べる食事を、実際に子どもたちと一緒にこねてこねて作って見たことです!!

ワンボがまず見本を見せました。器に、飲むヨーグルトを入れて、そこに日本もその昔は一般的に食べられていた「麦こがし」の粉と砂糖を入れて混ぜ、ひたすら手で捏ねるのです。捏ねたそれをそのまま食べるというもので今回は甘いお菓子風バージョンなのですが、子どもたちは粘土遊び感覚ですごく楽しんでやってくれて、子どもたちを見ていたら、ああ、私たちもすごく楽し~!という気持ちになりました。いいですねえ、こういう異国の珍しいごはんを体験するって。どんなに貴重で素晴らしい体験でしょう。

また、前日のイベントでは販売していたラダックのウールや靴などを、暮らしでいつも作っている手作り品ということで紹介しました。販売ではなく暮らしのなかにある物として見ていただきました。作っている風景を写真で見て頂いたので、実際に手にして触って、とても興味深く見て頂けました。


こういう地域での活動ってやっぱりいいな~って思いました。私も20代はずっと南インドの先住民族に関わるの国際協力グループで、東京や川崎を中心に10年以上活動していたのですが、それもまさにこんな感じだったのでいろいろ思い出しましたし、今は特にラダックという、これまた日本とは異なる世界をきかっけに人とつながったり、はじめて知ってくださった人々の心に何かをもたらすという活動、大切にしていきたいと思いました。

最後になりますが、さすが長年こういった講座やイベントをたくさんやっている「子ども交流センター」ならではの段取りやシリーズ企画にいつもすごいなあって思っています。実は、呼んで頂いたり一緒に講座企画するのは3回目なのですが、またも企画してくれた友人に感謝です。そうそう、せっかく娘のかりんも連れて行ったのに、移動中に寝てしまい全く寝て過ごしたのが残念でした。次回は一緒に参加してもらいたいです!

渋谷のイベント無事に終了しました!


イベントのはじまり~!主催者の國附田さんのご挨拶

それぞれの発表の後、みんな意見を出し合っています。

ウールの品々も紹介させていただきました。


外が見える眺めのいいカウンターにウール並べました。

ラダックでの日々の暮らしがわかるような写真と、
東京での暮らしが分かる写真を展示してくださいました。

報告遅くなりましてすみません。もう明後日の土曜日には日本を発つので、バタバタもバタバタで予定もびっしり(汗)。すっかりブログもメールも手をつけられない状態でした。

4/7、8に連日開催されたイベントですが、大盛況(とまた、自分で言ってしまいますが・・・笑)で無事に終了することができました。ありがとうございました!

渋谷では50人近くの方々が参加してくださり立ち見となってしまい、長い時間ずっと立って聞いてくださった方々、すみません、ありがとうございました。SUNDAY ISSUEという会場がとってもおしゃれな空間で気に入ってしまいました。主催者の國附田さんのセンスが光ります。また、奥様の朋子さんによる「モコメシ」のラダックお料理も恐縮ながら私が伝授ということで、内心ドキドキしていたのですが、とってもおいしかったです!さすがプロですね~。

そして、山本高樹さんのラダック基本情報としての解説もとっても分かりやすく、写真がやっぱりキレイなんですよね。長い時間かけて取材した写真のほんの一部ですが楽しませていただきました。また、持続可能をデザインするという大阪大学助教の津田和俊さんの、自然環境の許容範囲を超えない人間の営みについてのお話も、曼荼羅からアンパンマンまで?幅広い例えを用いて話してくださいました。その後のトークでは話題はいろいろ移り変わりながらも、根底には何か自分でリミットを考えたり作っていくことで、どうにかやっていけるのではないかというテーマがあったように思っています。参加されたみなさんはどんなことを感じ取られたでしょうか。

トーク後には、次々といろいろな方とお話させていただいたのですが、それでも全員とはお話できずにすみません。ラダックに行きたい方や行った方、またはこんな暮らしを知って興味深かったという方、プレス関係の方々など幅広くご参加いただいていたことが分かりました。

そして、ラダックから持ってきたウールの品々も興味深く見てくださり、多くの方が購入してくださいました。本当にありがとうございました。この日の一番の売り上げは実はラダックの祖父が作った靴でした。4足もお買い上げ頂いたのです。やはり、どんな暮らしの中でどのようにして誰が作っているかを、しっかりと紹介させて頂いたことで、その価値が充分に伝わったのだと思います。

本当に多くの方々にご協力、ご参加いただきましてありがとうございました。今後もこういったラダックをきっかけに考え合えるうような活動を続けていきたいですし、つながりを大切にしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

2012年4月6日金曜日

トーク・イベント第三弾 4/8 子ども交流センター 大森



直前の告知で恐縮です。実は以前から決まっていたのですが、東京の大森にある子ども交流センターという地域のための施設で開催する講座にゲストとして呼んで頂いたものです。ちなみに、これで今回の一時帰国中のイベントは最後となります。

対象者はどなたでも大丈夫なので遅ればせながら告知させて一応頂きますね。
この施設を普段利用されている方々は地域の子どもだったり、主婦の方だったりだそうです。実は古い友人がここの職員なのでそのつながりでラダックのことを話してほしいと言われて、もちろん!ということで引き受けさせて頂きました。ラダックで全般や暮らしのことも話しながら、ラダックでの子育てやラダックの子どもたちについても触れたいと思っています。

またも写真をお見せしながらラダックのことを紹介させて頂きます。バター茶こそ出ませんが(笑)、インドのチャイと一緒にラダックで食べる大麦粉のお菓子も食べられますよ!穏やかな雰囲気の中、のんびりとチャイでも飲みながらラダックの様子をお伝えします。また、施設の特徴からも、お子様連れの方も多いそうです。もしお話に飽きてしまったら遊ぶ場所もあるので、ご家族でご参加頂けます。


【講座詳細】

シリーズ 世界を感じる日「ラダックの風」
日時 4/8(日) 14時~16時半
場所 こらぼ大森 「子ども交流センター」4階 音楽室 
   (最寄駅)京浜急行 平和島駅から徒歩3分ほど

参加申込 子ども交流センター 03-5753-6801
      もしくは池田までメールください。
         etsukoikeda@gmail.com

明日は4/7、トークイベント第二段です。

既に告知させていただいています、明日4/7、渋谷でのトークイベント第二段ですが、主催者の方に伺ったところ、座席数を上回る参加申し込みがあるそうです。ありがとうございます!
まだ、ぎりぎりでもご都合のつく方は参加も可能なようですのでお問い合わせください。

それにしても、明日のトークはどんなお話ができるか楽しみです。自分たちの生活を紹介するのはもちろんのこと、自分の暮らしについて今一度振り返って見ようという内容です。自分たちもラダックと神奈川を行き来している身ですので、両方の暮らしを知る立場で考えて見たいと思っています。何が正しいとかでなく、時々は立ち止まって考えて見たいと思います。

イベント詳細
http://neo-ladakh.blogspot.jp/2012/03/sunday-issue.html

また、このイベントでまだ少し残っているラダックより買い付けたウール物の販売もラストでやらせていただきます!残りわずかですが動物の編みぐるみも若干あります。靴下も若干数。季節はずれなようですが、オフィスでの冷房対策など、足元(特に足首が大事)を暖めるのにウールソックスは重宝しますよ!また、来年の冬のためにも、ぜひこの機会に~。

パクチーハウスでの写真展も無事に終了しました~。


写真を飾らせてもらった店内の様子

いつもお店はお客さんで満席状態

にゃむしゃんの館やラダックの人々

山登り写真のコーナー

おかげさまで、パクチーハウスでの3週間の写真展が終了しました。足を運んでくださった皆さん、また偶然にお店で見てくださった皆さん、ありがとうございました。また、写真の協力をしてくださった旅人のみなさんにも感謝です!

写真展を見てのコメントノートを目立たないながら置かせていただいたのですが、そのコメントを終了後に拝見していたら、写真の素人ではありますが、あぁ、写真展やってみてよかったなぁ~、と思うことができました。

はじめてラダックを知った人、いつぞやかラダックに行ったのを思い出した人、ラダックに行きたくなった人などなど、いろいろのコメントを寄せていただきました。更に、最近いろいろ考えてばかりいたので、ラダックのこういった世界観の写真をみて、何もないところでのんびりしたいなぁと思いました、といったコメントもあり、少なからず、誰かの心を穏やかにできた部分もあったのかもしれないと、少し嬉しくなりました。
また何か機会があれば、吸い込まれそうな青~い空など、見る人がため息をつくようなラダックの普段着のままの美しさを伝える場が持てたらと思います。どうもありがとうございました!

2012年4月1日日曜日

3.27 トークイベント報告 その3&レビュー

この年末年始に厳冬のラダックへ来られ、ヘミスシュクパチャン村でのお祭り(儀式)を体験されたお客様に、先日のトークイベントにて実際に行った感想を語って頂きました。許可を頂きましたのでブログでも紹介いたします。また、以前に頂いていたその旅のレビューも続きます。

--------20代・男性--------

「このお祭りは、観客に見せるためのお祭りではなく、自分たちのためにやるお祭りなんだと思います。」

商業用や観光客を呼び込むなど外部からの視線を意識したものでなく、自分たちが本当に大切にして根付いているもの(信仰や伝統、人との繋がりなど)、そうした内なるものに向いているお祭りだなと感じました。ちょっと曖昧ですが ”自分たちのために・・・” とはそういったことを指しました。それと自分は多分今までこのような外の眼を意識していな行事を見たことがありませんでした。なのであの場所にいれたこと自体、そこで貴重な体験できたことが嬉しく、新鮮で楽しかったです!
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
(旅のレビュー)
 
まず最初に、今回の旅では直前までプランが決まらず、そして現地でも更にプランが変わり・・・色々ご迷惑おかけ致しました。お陰で行きたかったパンゴンツォ湖と、ヘミス・シュクパチャンでの新年のお祭りを見ることが出来ました!今回大きな見どころになったこの2つについて簡単に感想を書かさせて頂きます。 
*パンゴンツォ湖*
最初は行くのを諦めていましたが、凍っていないとの情報を得て急遽プラン変更。道中の景色は素晴らしく、迫り来るような山々やその麓に点々としている村を眺めながらのドライブ。標高約5300mの峠を超えてからは雪化粧をして景色の表情がガラリと変わりました。それなので全然飽きません。また私は運良く野生のロバや有名な野鳥を見ることが出来ました!
パンゴンツォ湖はとても蒼く澄んでおり、近くにあるほんのり橙色の山とのコントラストも相まって非常に綺麗でした!しかも全然凍っていませんでした!冬の時期だけあってかこの時訪れていた観光客は自分一人。パンゴンツォ湖を独り占めでした(笑)これは冬ならでは。夏では観光客がごった返してこうはいかないかも。天候に恵まれたのもラッキーでした!
それと一つ今回の体験からのアドバイスを。長時間ドライブに酔い止めは必須と感じました。私は高山病は大して苦労しませんでしたが、パンゴンツォ湖に限っては道中の車酔いとのコンビネーションでかなりやられました。標高が高くなるにつれ、舗装されていない道路をくねくね走る道が増えますので、乗り物酔いに不安がある方は準備されたほうがいいかと思います。 
*ヘミス・シュクパチャン*
チベット暦での新年のお祭りが幸運にも旅の日程と重なり、見学しに行くことが出来ました。向かう途中ではザンスカール川とインダス川の合流地点があり、色の違う川が合わさっていく様は絶景です!ここでの道中の景色も私にとっては絶景でした。今までに見たことがない間近に見える岩と砂の山々や、そこにある村々を見るだけでなんだかすごいなぁと感激しきりでした(笑)
お祭りは伝統的な衣装に身を纏った人たちらが、太鼓の音と共に踊るというものでした。観光化とは無縁そうに見える村の、伝統的な行事が催されているその場所にいられたこと、それ自体が私には非常に貴重で得難い体験でした!ちなみに、お祭りは昼と夜で別々の出し物がありました。夜はかなり冷えます。私は足の先がかなり冷えました。足用ホッカイロがあるといいかなと思います。 
あともう一つ、景色やお祭りと同じくらいに感動したのは、ラダックの人々の優しさでした。凍った道を渡るのに手を差し伸べてくれたり、タクシーで道に迷えば同席して案内してくれたり。みなさん笑顔でジュレー!少なくとも、自分が出会った人たちはみな素敵でした。
おそらくこういうことは景色やイベントとは違ってガイドブックには載らないし、例えば電化製品のようにカタログスペックで表されるものでもないでしょう。でも、これこそがラダックの大きな魅力の一つではないかと思います。体験しないと分からない。だから興味を持たれた方は是非ラダックへ足を運んでみて下さい!私もまた行きたいです! 
最初は一人で適当に色々回る時間をもっと取るつもりでした。でも色々とガイドしていただき、一人では到底知り得なかったことを知れたり、一人では行くことができない場所に行けたりすることが出来ました!おかげ様で今回の旅、非常に有意義に過ごすことが出来ました!色々とどうもありがとうございました!
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こちらこそ、ラダックでの旅から日本でのイベントまで、たくさんお世話になり、ありがとうございました。ぜひ、また夏のラダックにも行ってみたいというご希望をかなえに来てくださいね。(池田)

3.27 トークイベント報告 その2

この年末年始に厳冬のラダックへ来られ、チュショット村やヘミスシュクパチャン村でのアポアピなどのお祭り(儀式)を体験されたお客様から、前もって感想をいただいていましたのでイベントで紹介させて頂きました。許可を頂きましたのでブログでも紹介いたします。

このアポアピなどのお祭りですが、その内容の一つ一つの意味をできるだけ知りたいとお祭りの前や最中、いろいろな人にインタビューしてみるのですが、なかなかその詳細、とくにその「意味」まではしっかりと答えられる人がいなかったと言う経緯をまずご説明しなければなりません。登場する各キャラクターが何であって、どんなことをするという説明は多くの人がしてくれるのですが、それがどんな意味を持つのかなどを分かる人がなかなかいなかったのです。知っている人もいましたが、あまり意味まで知らなくても、お祭りを「重要」だという認識で参加したり見ている村人たちに触れ、いろいろ考えたり思うことがありました。
また、ニモ(ニンム)村においては一度これらのお祭りが15年ほど前に途絶えたのだそうです。しかし、2010年に起きた洪水以降、今年からまたそれを15年ぶりに復活させたという話を聞き、更にいろいろ考えさせられたのです・・・。伝統継承ってどういうことだろう。その継承ってどうあるべきなのだろう。
既に地域のお神輿すらやらなくなった都市部に住んでいた日本人の私。ラダックで今も行われているお祭りと消えていったお祭り。その違いなどを考え、答えは一つではありませんが私もお客様もいろいろな思いを持ちました。これらを踏まえまして、以下に頂いた感想を抜粋します。

--------30代・男性--------
「(お祭りの)意味はわからなくても、カタチだけでもやることが大事」
ややもすると、ひどく安易に聞こえてしまうのかもしれません。でも、何事もやってみることから始まるんだと思います。やってみて初めて色々感じることが、あるんだと思います。感じるものはきっとその人それぞれでしょう。
ある人は、それこそ祭りの意味意義をより知ろうとするかもしれません。ある人は、ただ純粋に祭りの楽しさを感じるのかもしれません。ある人は、祭りを通して自分の信仰心みたいなものを最確認するのかもしれません。祭りとか儀式というのは人々が何かしらひとつの気持ちになるためのものなんだと思います。でも、ひとつの気持ちになるからといって、みんなが全く同じ気持ちなのかというとそうではなくて、様々な気持ち(例えば上記のような、祭りの意義を大切にしたい、ただ純粋に祭りで盛り上がりたい、信仰心を大切にしたい等)が集まってひとつのことをすること、それがここでの「ひとつの気持ちになる」ことなんだと思います。

だから、ここまで考えてくると、私はもうなんだか儀式や祭りのルーツや意味など、不謹慎ですがどうでもいいような気もしてきました。祭りに集まって、皆で笑って純粋にただ楽しんでいる人々をみていると、それ以上何を望む必要があるかなと。
ろくに祭りのルーツもわかっていない身としては、きっと準備諸々めんどくさいなぁ、大変だとか色々グチグチ言いながら祭りの準備をし、もしかしたらそれを押し付ける上の世代の人のことも恨めしく思うのかもしれません(笑)。でも、祭り本番はそんなめんどくささをポーンと忘れて、皆との一体感を楽しむのだろうと思います。
儀式でも祭りでも、それらを通してコミュニティーだったり近くにいる人々が、同じ方向を向いてひとつになろうとする機会というのは大事なんだと思います。
世の中のパーソナル化の流れで、その必然性は薄くなっている印象はありますが、実は世の中の便利さによる錯覚なのかもしれません。
ニンム村では、一度同様の祭りがなくなり、数年前の洪水被害をきっかけに祭りが復活したという話を伺いました。私は、精霊の力とかそういうものはあまり信じない方ですが、この災害は、人は個人でバラバラに生活してはいけないよという警告に思えてならないのです。
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4/7、イベント企画の経緯と趣旨!

4/7の第二段トークイベントですが、すごく分かりやすい今回のイベントの趣旨と言いますか、イベントをなぜ企画したのかに至るような説明を、主催者の國府田さんが自身のブログで書いてくださいました。分かりやすい説明をありがとうございました。
 (略)
この企画を思いついたのは、告知の紹介文の通り、"適度"な生活とはどの程度か、考えてみたいと思ったからです。何が適度かといえば、物量やエネルギーや資金といった事でしょうか。
私は東京で暮らしています。大した収入はありませんが、つい物を欲しいと思ってしまいます。大した収入がないので、家賃や生活費、税金の事など常に何となく心配です。
なぜ、物欲があり、そして何となく心配なのか。収入があれば解決するのでしょうか。

過剰さを感じ始めたのは、ここ10年の事と思います。ここではざっくりとごく個人的に事象を挙げてみます。
2000年頃から、東京では"カフェ"ブームがあって、何かDIYである事だったり、自然志向のような流れが始まり、「大きく合理的」にという発展傾向が「小さく人それぞれ」のように変わり始めたと感じています。00年代半ばには、エコバッグなどが流行ったりの"エコブーム"もありました。00年代終盤になると、世界経済の"不安"という事が話題になって、都市ではシェアハウス、田舎への移住という事も起きています。(いろいろ端折ります。)

要因はいろいろとあるのだと思いますが、00年代初め頃からインターネットが普及しはじめ、パソコンを一人一台持ち、個人レベルで印刷物やWEBサイトを作る事が出来て、DIYである事を加速させたし、情報の種類も増えたので、価値観のバリエーションも広がったと思います。

私はたまたま、時を同じくして00年代前半に美大に通ってデザインの事をやっていたので、その辺りの事に興味がありました。どちらかというと「小さく人それぞれ」派です。「個人」がどう仕事をしていくのか、どう生活をしていくのか、世の中としてもがんばり次第で可能になりましたし、どう意図して生活していくかは重要になってくると思いました。大きい会社に入ると、それなりに安定する事は何となく感じていましたが、そこにも意図をもたないと、自分の満足は得られないだろうと感じていました。

私は勉強不足なので、学術的に説明はできませんが、日本の経済成長を支えて来た大きな組織(会社)が、20世紀の考えのまま「物を売る事」を第一義にしていては、単純に考えても、物が過剰になるし、原料は枯渇する、という事になってしまう。当然変えようはあるのでしょうが、自分がそれをやる気にはなれませんでした。

世の中的に「もう何が売れるのかわからない」のような事を見ながら、本質を問われる時代になってきているんだろうなと、感じています。

「小さく人それぞれ」派の私は、都市で生活するのがいいのか、田舎で生活するのがいいのか、しばらく考えていましたが、これについては、都市で活動したいと思いました。やはり、人にとって必要な発展はあっていいと思うのです。これは必然として発展の欲求もある気がします。また、芸術に関わる事が多いですが、これは見る人がいて価値を持つものですし、都市的な活動と思います。(地域的田舎も都市生活化しているという話もありますが。)

ただ、その発展の裏にはリスクもあって、リスクまで考えて行動できるか。これは誠意みたいなものと思います。

経済構造の話と、資源の話と都市・田舎の話が混在していますが、関連はあると思っています。そして昨年、ラダックに旅行し、日本でもなかなか遭遇できない、「生きる事」が第一義にある文化に触れる事ができました。

ラダックで生活する事の満足感と、東京で生活する事の満足感。これは異なるものです。しかし、どちらも同じ人間が得るものですし、生きていくために、食事をして、雨風寒さをしのぐ事は同じようにしているのです。この違い間を、一市民なりに考えてみたいと思いました。私は特に専門家ではありません。一緒に考えて頂けたら幸いです。

無事に3.27のトークイベント終了~。

報告が遅くなりましたが・・・、おかげさまで3/27の第一弾トークイベントが終了しました!たくさんの方にご参加いただきまして、自分で言うのは気が引けますが・・・、無事に成功&盛況だったという手応えを感じております。お忙しい中ご参加いただきまして本当にありがとうございました。また、当日の参加こそ難しくても告知にご協力いただいたり、陰ながら応援してくださった方々にも感謝です。

今回、自分がラダックで見ていることを伝えるにあたり、その内容を厳選に厳選を重ねて絞り込んだ結果、やはりその中心には“農業”をとりまく“暮らし”というものがありました。正直、マニアックな(?)農作業の流れやその具体的な作業風景など、ラダックに行ったことのある人でもない人でも、ちょっとディープな内容であったかもしれませんが、ガイドブックには載っていない、しかしラダックを知るにあたりラダック全般の暮らしが理解できる内容で楽しめた!と言ってくださる人もいました。それを聞いて一安心しました。

更に、ラダックの正月であるロサルにおける儀式の流れやその意味など、私たちが実際にストックの実家で経験しているものを分かる範囲で説明したり、他村の年中行事であるアポアピやメメと言われるお祭りのような儀式なども紹介させていただきました。
実際にこの年末年始、このお祭りを見にラダックに旅をされた方(お客様)にもご参加いただき、感想も語っていただきました。また、東京近郊にお住まいではないので来場こそ無理だったもう一人のお客様にも、感想を別途寄せていただいたので少し読みあげさせいただきました。そういった感想をあらためて伺い、なるほど~!とこちらの方が思わされたりして大変勉強になりました。

今回、この会場でこれらの話を聞いてくださった方は、ある人は今年ラダックに行こうと思っていますという人であったり、具体的に行く予定はないけれどラダックに興味があったという方や、人のつながりで縁あってこられた方などいろいろでしたが、ラダックでの暮らしや珍しい行事、そして伝統というものに触れ、皆さんそれぞれに何かを感じ取っていただいたことと思います。もっと時間があれば更に深く意見交換などしたかったのですが、なかなかそこまでの時間が取れずすみませんでした。また今後の課題としていきたいです。

当日の写真など含め、また報告しま~す。

4/2月曜日、パクチーハウス行きます。

いよいよパクチーハウスでの写真展、4/4までですので終わりが近づいてきました!
そんな4/2の月曜日、パクチーハウスにいます。先日は写真展に協力してくださった旅人の方々と、立ち飲みスペースで楽しませていただきました。今日はゆっくり座りながら珍しいパクチー料理を楽しんで、ラダックの写真を見てみようと思います。もしご都合よろしければお寄りくださいね。

2012年3月26日月曜日

今日はcafe OHANA でのトーク・イベント!

おかげさまで、今日のcafe OHANAでのトーク・イベントの参加ご予約は、平日の夜にも関わらず20名の方から頂いています。皆さんお忙しいところ、本当にありがとうございます!定員は25名ですのでもし当日でもご都合がつきましたら、お越しいただいても大丈夫そうです。

膨大な写真の中から紹介したいものを選ぶと言う作業が思いの外難航しました。ある意味では伝えたいことが10あっても半分も伝えられないと思いますが、それでもラダックでの暮らし文化、そういったラダックの魅力をできるだけお伝えできるよう頑張ります!

2012年3月22日木曜日

第二段、トークイベント SUNDAY ISSUE渋谷


なんと!「にゃむしゃんの館」がこんな素敵なイラストに~~!!

今回の一時帰国で行うイベントの中で会場の規模や出演者の数としては一番大きいものとなるでしょうか。facebookなどではチラッとお知らせしていましたが、こちらのイベントに出演させていただくので、ブログでもやっと告知させていただきますね。

ちなみに、第一弾トークイベントのカフェ・OHANAでのトークとは内容が異ります。こちらはタイトルにもあるように、「暮らし」についてを今一度考えて見よう、といったことがメインテーマです。基本情報で重なる部分も出てくるとは思いますが、できるだけ違った写真をお見せしながらラダックでの暮らしを丁寧に紹介させていただき、他の出演者(山本さんや津田さんという素敵な方々)と一緒にトークさせて頂くというものです。主催は昨年、にゃむしゃんの館に泊まってくださったご夫婦なんです。私がちょこっと伝授したラダック料理も食べられますよ。カフェ・OHANAには都合が付かなかったという方を中心に、よかったらこちらにもご参加ください。


==以下イベント詳細 WEBサイトより抜粋==

トークイベント

『ラダックの生活とトーキョーの生活~ちょっと立ち止まって考えてみる~』

2012年4月7日(土)
OPEN 18:00 START18:30
ENTRANCE:¥3000(1ドリンク、フード含む)

土や植物を使って建てられた家屋。必要な時間だけ通じる電気。携帯電話とシンプルなインターネットは使える。夏の初めのインド・ラダック地方での体験です。東京で暮らし、都市生活の過剰さを感じていた主催者が、ここに「シンプルな生活」のヒントがあるように思いました。

今、直面しているエネルギーの課題や経済の不安、都市生活者にとってどれくらいが「充分」なのか。自分にとって満足とは何なのか。「常識」をいま一度考えてみる事で、日々抱えている”不安”に解決の糸口が見えてくるかもしれません。

実際に、トーキョーからラダックの家庭に嫁いだ池田悦子さん夫婦をお迎えして、ラダックでの普段の生活を伺います。そして、トーキョーにおいて日々感じる不安を、いかにクリエイティブに捉え、充実した生活をしていくか、考えてみる機会としたいと思います。

この思考には、ラダック地方の取材活動を行っている山本高樹さん、サステナブルデザインを研究している大阪大学助教の津田和俊さんにも加わって頂きます。モコメシによる、ラダック料理もご用意致します。

○トーク出演者:池田悦子 スタンジン・ワンボ 山本高樹 津田和俊 
○司会:國府田典明 小沢朋子

○予約方法:welcome@codacoda.com へメールにて
件名に「4/7イベント」、本文に参加をご希望される全員のお名前をお知らせ下さい。
イベントのお問い合わせにつきましても、こちらのアドレスまでお願い致します。
○定員:30名程度座席を用意致します。参加者多数の場合、後からお越しのお客様は立席となる場合があります。

○主催:國府田典明(codacoda)小沢朋子(モコメシ)
○協力:SUNDAY ISSUE

イベント詳細リンクはこちらをご覧ください
http://www.sunday-issue.com/schedule/event/1838/

長野でやっと祖母の供養。


南アルプスと中央アルプスに囲まれる柿の木畑。
この辺りの名産「市田柿」という干し柿を生産・加工しています。

散歩が楽しそうなかりん。車も少ないので怖くないのがいいのかな。
私は伯母に譲ってもらった「はんてん」を羽織って。
伯母のお母さんが手織りした布で作ったもの!貴重。


19~21日、母の実家である長野県、高森町の田舎に行ってきました。メインの行事は昨年99歳で亡くなった祖母の一周忌と祖父の13回忌でした。

昨年の今頃、ラダックに移り住んでからまだ数ヶ月目という修行中の身(とでも言っておきましょう)だったので、99歳(数えでは100歳!)と言う大往生で逝った祖母のために帰国せずに、遠くから祈っているという選択をしたのでした。不義理な自分は自覚していましたが、今回やっと一周忌に合わせて帰国でき、一年後ではありますが長野に足を運んで、祖母への法要とお墓参りなどに参加できたのです。これでやっと何か胸のつかえが取れたような感じがしています。

専業農家の嫁として生きた祖母はそれはそれは働き者でした。厳しい人という印象がありますが、当然やさしさも持ち合わせ、何せ強い意志のある人でした。そんな祖母や田舎での農を営む生活に触れて、今の自分がインドやラダックの農や山に魅せられ、そこで暮らしたいとまで思うに至った訳ですから、ここでのことがどれだけ影響させられたか分かりません。また、私のそういう部分はしっかりと祖母の血を受け継いでのことなんだなぁと再認識しました。


そんな祖母と祖父に感謝しつつ、再会した田舎の親戚たちとの時間を久方ぶりに満喫してきました!かりんにとっても(ワンボも)3回目の訪問ですが、小さすぎて記憶にこそなかったようですが、久しぶりの野山にあのラダック仕込の健脚ぶりを発揮して、トコトコトコトコたくさん歩き、もっと散歩しようよ~と歩きたがりました。特に畑のがけをどんどん登っていくので、まるでラダックでのかりんを見ました。やっぱり都会では身体を持て余しているのか!?

二日目からは中学生になるハトコのお姉ちゃんに付きまとい離れず、ママでもばあばでもなく、お姉ちゃんとお風呂に入る!といってきかず・・・。慣れないことと躊躇しながらも勇気を出して一緒に入ってくれたお姉ちゃんと、楽しいお風呂を過ごしたりしました。そんな花凜、はじめは恥ずかしくてしゃべりもしなかったのに二日目から豹変。その後一緒に折り紙を折るなど、ずう~っと一緒に遊んでもらいました。ありがとね。

かりんにとっては日本で、私の両親や姉妹という家族のみならず、更にばぁばの実家など自分を取り巻く親戚たちという、いわば自分のルーツを掘り下げるような再会は、小さくて意味が分からないながらも、きっと心に何かを残したことでしょう。私もワンボも久しぶりの休日らしい時間を過ごせたし(いつも自宅で仕事ばっかりなので・・・汗)、とても楽しい時間でした!やっぱり長野大好きです。

2012年3月17日土曜日

3/27 トークイベント、ご予約もう少し可能ですよ!

今月3/27(火)cafe OHANA三軒茶屋でのトークイベントですが、平日の夜という条件の悪さにも関わらずご予約が半分以上埋まりました。本当にありがとうございます。しかし、やっぱり平日は仕事でとても無理~!という声も多く頂きまして、それはそうだと始めから思っておりましたが、すみません・・・。
ちなみに、25人定員なので残りはまだもう少しありますよ~!数人の方から日程調整中ですといった連絡も入ってきてますので、もしご希望の方でまだご予約頂いていない方は・・・、せかすようなこと言って恐縮ですがお早めにご連絡くださいね。

ちなみに今回のトーク、ブログでもまだ紹介していないストックの実家でのロサルというお正月の儀式や、アポアピというこれまた新年に行われる別の村での行事といった貴重なレポートをさせていただきます。
もちろん基礎的なこと、ラダックってどんなところ?というあたりからもお話させていただきます。
更に突っ込んで根本的なところ、どうして私がラダックに住んでいるのか?、なぜインドばかりに通い続けたか?、そんなことにも触れたいと思っています。やっぱり自分のことを語らないと駄目だなぁなんて考えていますし、参加してくださった皆さんとできるだけざっくばらんに、いろいろ語らえたらと思っています。ではでは、更なる参加をお待ちしています!


イベント詳細はこちら↓
第一弾、トーク・イベント!ふろむ・あーすcafeOHANA三軒茶屋

2012年3月14日水曜日

3/14 ブログのタイトル写真変更しました


3/14 ブログのタイトル写真変更しました。

マネ車を廻す女性(アルチ)
写真のご協力ありがとうございました。  
photo by KENTARO YAMADA

ラダック写真展「Welcome to LADAKH !」の3週間




 ラダック写真展 
「Welcome to LADAKH !」
   ~Little Tibet in INDIA~


旅人が見たラダック。
住人が見たラダック。
誰もが憧れる雄大なヒマラヤの山々。
大自然の懐は広く、仏教の教えは深い。
身体の細胞が目を醒ますような湖の青。
厳しい自然環境にも負けないラダックの人々。
人々から溢れる優しさと逞しさ。
インドの小チベット「ラダック」へようこそ!

期間:3月14日(水)~4月4日(水)18時~23時 ※定休日なし
場所:「パクチーハウス東京」小田急線・経堂駅徒歩2分 
写真出展者 NEO-LADAKH と旅人たち



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パクチーハウスは世田谷区経堂にあるパクチー専門の料理店です。昨年、にゃむしゃんの館に遊びに来てくださった別々のお客さま5,6人の方から、パクチーハウスという店があって…と何度となく聞いたのがはじまりでした。これも何かの縁だったのでしょう。何か多くの人とつながれるようなパーティーでもやってみるかなぁと思っていたところ、店主である佐谷さんに写真展の企画をご提案いただきました。

私たちは決してプロの写真家でもないわけですので、解説付きのプレゼンとしてならまだしも、お店に写真を飾らせてもらうなんて・・・、と一瞬思ったのですが、ラダックに住んでいる自分たちの手元の写真は山ほどあるし、更に言えばお客さんとして訪れてくださった方々の写真もいっぱいある。これらを集めてみんな一緒にして飾らせてもらったらすごいことになるなと。もちろん、既にラダックを訪れた旅人とこれから訪れたたい旅人たちの交流もできたら面白い。

更に、ラダックには行く予定のない人たちでも、ラダックの風景や暮らしを写真で触れながら語り合えるならば、これも大変興味深い。自分たちの暮らしとは全く異なるようなラダックを知って、何か感じてもらうだけでも意味があるというもの。

3週間の展示期間の中で、毎日とはいきませんが私たちがお店にいる日も作ります!また、写真を協力してくださった東京近郊にお住まいの旅人たちもお店に遊びに来てくださる予定です。あらかじめお店に行く日程の告知もします。そこをめがけて来て頂いても結構ですし、そうではなく、のんびりとお食事を楽しんだりお酒を飲みに行かれるのもいいでしょう。
パクチーハウスでのお食事や交流をしながら、写真を酒の肴にしてラダックの風に吹かれてください。きっと何か新しいことが待っていると思います。お待ちしています!

2012年3月10日土曜日

facebook、やってます!よかったら・・・

facebook:Etsuko IKeda

昨年の10月頃でした。仕事でトレッキングに行ったときに会ったフランス人ツーリスト。名刺を渡してにゃむしゃんの館の紹介をしました。ブログはあっても日本語ばかりで読めないから日本人以外には意味がないのは承知のこと。とはいえ、彼女はすかさずこう言った。

女性「facebookはやってないの?」
私 「う~ん、やったほうがいいんだろうけどやってない・・・。」
女性「え~~~!? はっきり言うけど、今の時代、全てはfacebook上で起こっているのよ!」
私 「そ、そ、そうねぇ・・・。」

インドが大好きで何度もインドに来ているという彼女。ラダックは初めてだったけど、少し長い旅をしていた。私よりもあきらかに年上の大人の女性。
日本ではようやく去年くらいから本格的に広まったようだけど?、外国ではとっくに日常のツールになっていたfacebook。しかし、ネット上の全てのものに腰の重い私。
ラダックで暮らしながら、外国人のお客さんにこそ何度かfacebookをやったほうがいいと言われていたけど、いよいよ重い腰を上げたきっかけは、映画「ソーシャル・ネットワーク」だった。

なんと面白い映画だ。単純にfacebookができるまでのそのストーリー(実話)ではあるが、キャラが立ちまくった全く違う人物たちのそのインテリ?なセリフに、不思議な説得力がありスッキリさせられる。米国オックス・フォード大学にて、完全にオタクで性格もひねくれたfacebook創設者となるマークは、容姿も家系も腕力も全く勝てそうにない、ボート部員の双子の兄弟+間違いなくインド系移民の男の子っぽい(これがまたクセモノ)にアイディアを盗んだと訴えられる。そして、親友を巻き込むが間違いなく突き放していくその身勝手さ。そして利益をめぐる訴訟。

アホな奴らだと言えばそれだけではあるが、映画の最後シーンが印象的だった。
主人公でありfacebook創始者のマークが、あれほどまでに大きくした自分のfacebookをネット上で開きながら、未練たらたらの元恋人に“友達リクエスト”をしたくてもできず、ずっと画面を見ながらマウスをカチカチさせるばかりだった。世界中の人をfacebookでつなげておきながら、自らの一番ほしいつながりを作れないでいる億万長者の姿は救いようもなく滑稽だった。自己の中にある罪や矛盾。誰もが抱えていることではあるが、こんな大仕事をする人でも当然抱える人間の弱さだった。

そんな完成度の高い映画自体とfacebookは実は関係ないのだが、facebookをやってみようと少し腰が上がったのも確かだった。そんな自分の発想はかなりアホではあるがラダックという辺鄙な場所で通信上の利便性を利用しない手はない。その自覚はあった。

と、同時に今少し考えていることがある。
今回日本に帰ってきて分かったこと。いや、それ以前から分かっていたことだが、やっぱり自分の古い友達ほど全くブログを読んでいなかったのだ。もちろん全員という訳ではない。しかし、どうも懸念していた通りだった。ラダックのネット通信事情からも自分から旧友らにメールする機会も限られた回数だったということもある。また、親交の新旧問わず年齢的に上の人たちもある意味ネットに遠い。そういった人は基本的にコンピューターに向かう時間がほとんどない人でもあった。私はやっぱりかと思った。実際コストもかからなくて便利なツールだと頼ってきた自分だったが、予感が的中していて大きく頷けた。
いよいよ、ネット上のみならず「紙」でも近況を伝える何かをしなければならないと痛感した。
世の中はまだ、fecebook上で全ては起きていないし、facobookどころかネット上でも起きていない世界がある。

ネット上でいつも読んでくださる方々への感謝を心に、自分が何かそれだけではない手段を持っていなければ駄目だなと改めて思ったのだった。

・・・年に2,3回、「ねぉ・らだっく新聞」とかやってみるか!?

2012年3月8日木曜日

“ゴールデン ウィーク”をラダックで過ごす魅力!


一年の中で「ゴールデン・ウィーク」はラダックの隠れたおすすめシーズンです!

昨年4月24日、サスポール村の杏の花、満開!

では何故なのか、それは春の訪れと共に人々が動き出し、農作業がもっとも面白い「耕作」の時期だからです。まだあまり緑も目に入らず、雪化粧の山があるくらいですが、場所によっては杏の花が咲き、レー近郊の村ではその年の耕作と種まきが動き出すので実は農繁期となります。

ロバで人糞や家畜の糞を堆肥として畑に運んだりする「ブムルート」や、ゾを使って畑を耕す「ホヨンヨ」、同時に種まきが行われます。これらの作業は大掛かりなので、隣近所で助け合って共同作業するのです。その迫力ときたらすごいですし、みんな一緒に畑で食べるごはんのおいしいこと気持ち良いこと。

ラダックを訪れるならぜひ、これらの作業を一緒に手伝ったり、写真を撮らせてもらったりしてはいかがでしょうか。きっとラダックの暮らしの一端にふれて楽しいことがいっぱいのはずです。

昨年4月26日のチョグラムサルから見たストック山脈。
この日はカルマパ・リンポチェのティーチングが行われていました。

いつ、どこに行けば、その作業がどんぴしゃで見られるのか、それは微妙に難しいのですが、この時期を選んできた場合、それはそれなりにどこかの村で作業が行われていることが多いので、どうにか参加もできることでしょう。
ただし、標高差や地理的条件でまったく時期がずれたりするので、当てずっぽうで行かずに、詳しい情報はこちらにお問い合わせくださいね。その年の天候などによって全く日取りもずれるのですが、できる限りの情報を収集してご案内いたします!
ラダックの暮らしに触れたい方、農作業などして見たい方、どうぞお問い合わせください!

また、昨年のこの頃の作業はこちらをご参考にしてください。

●ストックで昨年4月23日に行われた作業です
 わんぱくロバ、堆肥を運ぶ。

●サスポール村で昨年4月24日の報告です
 ラダックの杏は日本の桜です!

ラダックには4/20着予定です。

今回の日本への一時帰国、とっても意味のある滞在になっているので、無理をしてでも帰ってきてよかったなあと思っています。
日本でいろいろ活動されている人、いろいろ考えている人に触れ、多くの情報にも触れ、自分たちのやりたいと思っていることが、どんどんつながって行ったり後押しになったりしています。
もちろん、日本の家族との時間や親しい人たちとの時間も大変貴重なもの。

そんな日本滞在ですがもう後半に差し掛かっています。予定通り4月14日に日本を発つのでそれまでに、やるべきことをやっていかなければです。
4月20日にはラダックにいる予定ですので、4月以降ラダックへの旅を予定されている方はいつでもお問い合わせください!

では、なぜ4月に帰るのか。
それは、この時期に雪解け水が流れ出して、小川(水路)に水が流れてくるからなのです。それまで、井戸水を汲んで生活していましたが、運ぶ距離が長くて大変でした。また、水が少ないと言うことや寒さもあって、建築などの仕事ができません。特に日干し煉瓦が基本のラダックの住宅ですから、水と土をこねて作るわけですので、水が小川に流れてきてやっと作業ができるようになるのです。つまり、うちの古民家の修理や増築なども、またここから始めたいということです。

そんなラダックの雪解けは、建築以外にも農作業のはじまりでもあり、春の到来でもあり、いよいよ短い夏に向かって行くという合図でもあるのです。これをずっとラダックに居て待っていると、小川に初めて水が入ってせせらぎが聞こえた瞬間、なんとも言えない感動と喜びが体中に溢れるのでした。

2012年3月7日水曜日

電気に感謝、音楽という楽しみ。そして輪廻転生!?

今、自宅で仕事しながらワンボが自分の好きな音楽をチョイスしながらかけてくれています。昼間から心地良いなあ~!ラダックのストック村では、日中電気がないことが日常なのでこうやって昼真っから音楽を楽しめる“ありがたさ”を痛感します!

電気は原発事故以降いろいろ問題になっています。しかしラダックにいると電気がない時間が多いので、ないという体験の上、どうしても電気の必要なコンピューターやネットには不便さを感じてしまいます。しかし、原発に頼らない発電や、電気の使用方法はいろいろ考えていくべき課題だと思います。もちろん、ラダックは環境がちがうので比較は難しいですが、とうぜん冷蔵庫もレンジも洗濯機もうちにはありません。どうにか、そのことに合わせた暮らしをしていっています。


さて、さっきの音楽。選曲の中でマイケルジャクソンの「スリラー」をかけたので嬉しくてニヤけていたら、ワンボはふと笑ってこう言いました。

「そうだ、マイケルは今頃どこに輪廻転生したんだろう!」
・・・チベット仏教徒の思考回路を垣間見た気がします。

日本人の私も理屈では輪廻転生をわかっていますし、身内など親しい人が亡くなってしまったら、悲しみを乗り越える積極的な意味で、生まれ変わりを望むかもしれません。しかし、彼らは身内からマイケルまでみんなが普通に輪廻転生するという思考回路なので、こういう発言になるのですね。

2012年3月2日金曜日

今日、明日はストック・グルチェシュ!

ストックの住人として、年中行事の最重要イベントに出ずして日本にいるのは本望ではないのですが、今日と明日はストックを代表するお祭り「ストック・グルチェシュ」です。

このお祭りでは、チャムという僧侶による仮面舞踊ももちろんありますが、目玉は神降ろしの「ラバ」です。選ばれた二人の村人が、ラーという精霊を体内に降ろし精霊に代わってその力を見せつけたり、今年の作況やもろもろを占ったりメッセージを発するのです。また、そのラバや僧侶によって、ストックのそれまでの一年間の全ての悪いものを捨てる、つまり厄払いをする儀式が執り行われるのです。ストックをあげての最大のお祭りです。この日、村人は洋服を新調し、まるで日本のお正月のようにおめかしして出かけます。その認識の薄い私が、かりんにいつもの薄汚れた服を着せて連れて行こうとした時、なんでそんな服を着せていくのだと言われたのは当然でした・・・。私としては、みんなで服を新調したりして、なんかくすぐったいというか、いいよそこまでしなくて、みたいな気持ちになってしまうのですが、これは、ただのお祭り騒ぎではなく、身なりを整えて一年間の悪いものを捨てて再出発するという、立派な宗教行事なのでした。

昨年はワンボの叔父さんがラバの役を担っており、内心ドキドキしながら見ていました。精霊が宿っている状態の叔父に当然声もかけられず、ただただ見ておりました。今年は、その叔父はラバ役をやらなかったそうですが、また別の親戚が選ばれたとのこと。いやぁ、見たかったですねぇ。

昨年、それはそれは迫力のある動きをするラバに魅了されたのを思い出します。
写真撮影は硬く禁止されているので、絶対にカメラを向けてはいけないのですが、しつこい外国人観光客の一人が村の関係者に制止されてもなお撮り続けていたら、あげく、ラバから直々にお仕置き??をいただいたのでした。二人のラバは剣を振りかざしながらとにかく威勢よく走り回っているのですが、ずっと撮影し続けるその観光客に向かって、2階席のようになったところからその人めがけて?頭上から長い剣を振りかざしたのです。まっさかさまに地面に叩きつけられたその剣の音が響き渡り、会場がどよめきました。剣はその観光客に命中こそしなかったものの、さすがに自分のマナーの悪さを自覚し、精霊ラーの力を直々に直面することになったその人は、当然恐怖心にかられたのでしょう。そそくさと逃げていき二度と会場には帰ってきませんでした。

そして、精霊ラーの力を信じずにいる観衆にたいして、その長い剣をうりゃ~と、ねじったりするのです!一見子供だましにも見えるその荒業ですが、ストックの自宅すぐにあるコミュニティーのお堂に飾ってある同じ剣を後日触って見たところ、なんと!ものすごく固いちゃんとした剣なのです。すぐに「触るな!」という声に制止されてしまいましたが、その確かな硬さに精霊の真実の力みたいなものを見た気がしてはっとさせられたのでした。そんな精霊のものをむやみに触ってはいけなかったのですね。

最後、会場となったゴンパから少し外れた空き地にて、ストルマという大麦粉などをこねて作ったものに一年間の悪いもの全てを吹き込み捨てるのです。そして「キキソソラールギャロー」と言って精霊ラーを讃えます。ラーはきちんと供養したりお祈りをすることで守護神のようになってくれるのですが、それを怠ると罰を与えられるという恐ろしいものでもあります。ラダックの人々にとって、尊敬してやまないたくさんの高僧のほか、村ごとやグループごとに存在する精霊ラーをしっかりと祀ることは欠かせないことなのです。

今年のストック・グルチェシュでラバが精霊ラーに代わってどんなことを言ったのかが気になります。何か分かったらまた報告しますね。ちなみに、昨年のおことばはこちらをご参照ください。
ストック・グルチェシュ2011