2015年4月23日木曜日

ラダックの雪に泳ぐの鯉のぼり!



雪と鯉のぼりの組み合わせは、なかなかないですよね!夜の間に降った雪。辺り一面を覆うくらい降りました。大した量ではないので、午前中ですっかりとけちゃいましたが、雪の白に浮かぶ鯉のぼりも素敵でした。

しかし、この日は朝から雪どけ水による雨漏りがひどくて、あちこちに鍋やらオケを置いては、水はけの悪いところをちゃんとさせたりと、対応にバタバタしました。この雪の前日にも、少しですが今年初の雨が降ったので、許容範囲を超えてしまったようです。


日干し煉瓦でできているラダックの家の大敵は水です!
それにしても、夏の雨でも冬の雪でも、もっと降ったのに、ここまでは雨漏りしませんでした。なぜ今日はこうも多いのか、全く分かりません。ちなみに、この現象、ご近所や親戚も同じでみんな不思議がってました。もし、この謎が解明されたらまた報告しますね。
  

2015年4月21日火曜日

ラダックで、こいのぼりとタルチョック!


昨日、はりきって こいのぼりを空に泳がせたら、今年初の雨が降り、今夜はまた雪が降ってきた!負けるなこいのぼり!




2015年4月10日金曜日

未来に思いを馳せて、杏の若木を植えました。


この細い一本の木。
これは杏の木です。子どもたちが大人になった頃、春先にはキレイな花を咲かせ、夏には立派に杏の実をつけてくれるといいなあと、願いを込めて植えました。

上手く育ってくれるか分かりませんが、あと2本くらいは同じように植えようと思います。日本の桜のように、淡いピンクの花で心が満たされ、杏を食べてはお腹が満たされる。この木と共に、何年も何年も、そんな季節を繰り返してもらいたいです。大きく育ってね!

2015年4月6日月曜日

今年初、畑の水入れをしました。


貫禄ありすぎのうちのおじいちゃん。
まずは育つのに時間がかかる小麦を植える畑に水入れをしました。全体に行き渡るよう手を入れるので7〜8人で一緒にやります。水を使うのも順番が決められているので、ちゃんと一日で終わらせないといけません。ワンボももちろん駆り出されました。

最近は温かくなってきてますが、時折、冷たい風が吹くので、残念ながら私は息子と一緒にお家の中でお留守番…。小さい子を外の風にあてるのをラダックでは特に嫌がられます。やはり子どもは大事にされてます。そんな訳で、途中でチャイを差し入れしました。

そうそう、写真の後方後に柳の木々がありますが、上の方が赤くなっているのが分かると思います。つぼみが赤く膨らんでいるんです。今月末には緑が目に入ってくると思います!そうなるとすっかり景色が変わるんですよね。楽しみです。

あ、ちなみに、水入れの前の耕作はやはりトラクターで超短時間で終わりました。昨年からゾでの耕作をやめてしまいました。残念ですが、やはり収入にはならない農業において、高齢化も進んでいるので、非常に助かる、といった側面を否定できません…。

年々、農業関連では何かしら従来の方法をやらなくなったりしているので、今年は何を自分たちでやらなくなるかなあ?なんて考えながらいます。でも、これも日本人としては、とっくに日本が通ってきた道です。私たちの日本が、どんな風にして今のようになったかを、ラダックにいて完全に追体験していると認識しています。良くも悪くも、この経験を大事にしたいと思っています。そんなことも色々報告していきますね。

2015年4月3日金曜日

ザンスカール川の氷の上を歩く。


プチ・チャダル!?
凍った川の上にいるワンボと、今からまさに氷の上に行こうとする娘の小さな姿が、写真で分かるでしょうか?
チャダルだなんて、そんな本格的なことではありませんが、2月の半ばにザンスカール川とインダス川が合流する地点『サンガム』からチリン方面に向かい、少〜し奥に入ったあたりで、ザンスカール川の氷の上に降り立ってみたワンボと娘です。


キレイな色の氷ですね。厚い氷の下には水が流れています。割れないかしっかりと確認しながら父の後を行きます。

ご存知の方も多いと思いますが、2015年の1月末、まさにチャダル・トレックのシーズン真っ只中で、ザンスカール川において川縁の山が崩れてしまい、チャダル・トレックができなくなってしまいました。現在もこれをどうするか対策がねられています。急遽キャンセルになってしまったグループは別のトレッキングに切り替えなければならなく残念なことになりました。

また、この為にアルチの水力ダムの水量が減ってしまい、電力供給が十分にできず、日中は送電がないという状況になってしまいました。最も、それ以前の12月から既に日中の送電は止まっていましたが、この事が更に拍車を掛けたと言われています。

そんなザンスカール川下流ですが、透き通った水がところどころ見えて流れながらも、2まだ凍った部分もたくさんありました。冬のピークを過ぎて日中はかなり強い日差しがさしていた2月の半ばでしたので徐々に溶けて、今はどいなっていることでしょうか。

ちなみにストックの川も2月前半はまだまだ凍っていましたが、半ばには氷の下の水がチョロチョロ音を立てて流れ始めたのです。普通、ストック・グルツェシュのお祭り以前にはこんな風に溶け始めないので、今年はやはり暖冬だということを物語っています。通常、ストックの川の上流では、ゴールデンウィークくらいでもまだ50cm以上の氷が張っていて、氷の上を歩けるくらいなんですが…。


ちなみに、氷が溶けると言えば、娘が楽しんでいた、スピトゥクの天然スケート場も2月中旬で溶け始めてしまい、シーズンは終わってしまいました。短いシーズンでした。残念。とはいえ、4回くらいは滑りに来ましたよ。楽しかった!

ラダックの厳しい冬は終わり、春がやってきました。日中はストックでも日差しは暑いくらいに。先日入れた水もだいぶ透明に近くなってきたので、最近は洗濯機で洗濯!冬の間は水が少量で済むように手洗いして、脱水だけしていましたが、数ヶ月ぶりに洗いも洗濯機で。こんな変化からも春の到来を感じます。