夏のある日の我が家より photo by STANZIN WANGBO |
こんな星空を見上げながら、遠き宇宙に思いをはせるとき、
いつの間にか自分が天の川に浮かび、星の川を泳いでいるかのような錯覚に陥ります。
私たちの身体はこの宇宙の星たちと同じ成分でできています。
この天の川も広い宇宙のほんの一部です。いったい宇宙はどのれくらい広大なのでしょうか。
宇宙の創始や星の誕生、生命の誕生、人間の誕生を考えたとき、
今の世界で起きているあらゆる争いや不公平、自分や隣人が抱える小さな悩みや問題。
これら全てがどれだけ短い時間のもので、小さなものかを思い知らされます。
星屑よりも小さな自分を実感し、それが抱える小さくて無駄な悩みを解き放つ。
天体観測をすると、不思議と自分の姿がよく見えてきます。