2011年5月25日水曜日

ストックにこもってます

久しぶりに更新しています。みなさまお元気でしたか?
ここ数日、お客様がホームステイに来てくださったり、ストックの古民家修理でまったくレーにもこれず、ずっとかかりっきりでした。業者が2,3グループ来たりするだけで、食事の用意やお茶の用意などもあり、また思ったようにやってもらえるかを見ていなければなりません。すっかり朝から晩までなので、クタクタな上に、ストックで全くネットが使えませんでした。
本当にブログにすっかり手をつけられずにいて、気持ちがすっきりしないのですが、にもかかわらず、いつものぞいてくださる方、本当に申し訳ありません。ありがとうございます。
今日は買出しにレーに来ました。ちょっと気分転換にもなるでしょう。
では、なんとか私たちは生きていますので(笑)ご安心くださいね。
また、早くこちらの様子をお伝えしたいです。

2011年5月18日水曜日

停電&ネット不通でした・・・

最近ずっとストックで畑仕事と古民家の修理作業をしていたのですが、数日間、私たちのコミュニティーのみ停電が続いたり、電気があってもネットがつながらなかったりという日々で、まったくメールやブログも手をつけられませんでした。メールの返信やブログの更新ができずに申し訳ないです・・・。そういう訳で、昨日ネットのためにレーに来たところですがまた今日ストックへ行きます。

また、何より先日報告したラダックで集めた募金を届けたと言う報告については、各方面にお知らせをしたかったのですが、全くできなく一週間も過ぎてしまいました。もし、私からの連絡より先にブログをみてリンクしてくださったりしたようでしたら申し訳なかったです。そして、ありがとうございます。

私たちは、レーでもストックでも自宅にいながら携帯電話をモデムのようにしてコンピューターに接続して使用しています。おかげで数年前では考えられなかったくらい便利になっているのですが、基本的にスピードが遅く、時々は全くつながらなかったりしています。ブログにてレポートしたい内容は山ほどあるのですが、ネット環境がどうしても伴わないことがあるので、とてもじれったくもあります。どうかそのあたりご容赦ください。そして、そんな中でこのことが知りたい、あれを教えてほしい、ということがありましたら是非リクエストしてください。後回し、もしくはそのまま眠らせてしまうネタの中から選んでレポートしたいと思います。よろしくお願いします。

2011年5月13日金曜日

ラダックからの義援金が日本に

3月~4月にラダックで集めた日本への義援金についての報告です。
東日本大震災で大変な被害を受けた被災地での復興支援に活かしていただきたく、ラダックからの義援金を先月4月下旬に日本へ送金しました。いくつかの団体の候補がありましたが、最終的に人と人のつながりを大切にしまして、知人の働いているNGOを選びました。
支援先NGOは「特定非営利活動法人 アーユス仏教国際協力ネットワーク」です。ラダックと日本が共通して持っている仏教文化というつながりもあります。また、アーユスはさまざまなNGOの活動をサポートするNGOですので、大規模な団体による復興支援とは違う、細かい動きの取れるNGOならではの復興支援をサポートすることになると期待しております。以下はアーユスから届いたお礼状ですので報告として転載いたします。

(訂正)
以前ブログで報告した義援金の金額は、インドルピーと日本円のレートをおおよその計算(1ルピーが2円という過去のレートに基づいて単純に2倍)で算出したものでした。そのため、両替時のレートで改めて計算したところ、報告した日本円の金額とは少々の誤差が生じてしまったのでここで訂正いたします。
それでも、送金上の便宜的な面を考慮して、日本円で17万円ちょうどになるように私の方で不足分を寄付追加しましたので、実際にラダックで集めて報告したルピーの金額よりも増えています。計算方法の違いで円では少なくなったように見えてしまいますが、実際の金額としては義援金合計は増えていますのでご了承ください。


《日本語》

2011年5月2日                  
ラダックのみなさま
東日本大震災救援募金ご協力のお礼 

 
 この度は、東日本大震災救援募金にご協力いただき誠にありがとうございました。皆様から集められた浄財(日本円にして17万円)は、アーユスが支援するさまざまなNGOを通じて緊急医療支援や生活物資支援、そして、被災者の心理ケア等の復興支援活動に活かさせていただいております。
 今後も状況の変化に応じて、適宜支援先を増やし、支援を続けていく予定です。
 救援活動に対するご理解、ご協力に感謝の気持ちをお伝えするとともに、今後とも変わらぬご支援を心よりお願いいたします。合掌


救援支援先(4月20日現在)
  • シェア=国際保健協力市民の会 【宮城県気仙沼市:在宅医療支援】
  • パレスチナ子どものキャンペーン【岩手県大槌町:子どものケア、写真整理など】
  • シャプラニール=市民による海外協力の会【福島県いわき市:緊急物資支援】
  • CODE海外災害援助市民センター【被災地各地:炊き出しなど】
  • 国際ボランティアセンター山形【被災地各地:災害コーディネーター、物資支援など】
  • 国際協力NGOセンター【宮城県仙台市、東京:災害コーディネーター】
  • 難民支援協会【岩手県陸前高田市、宮城県気仙沼市:難民、外国人支援、法的支援】
  • 日本国際ボランティアセンター【福島県南相馬市:コミュニティラジオ支援】
また詳しい支援の活動内容に関しましては、改めて報告させていただきます。 
この度のご支援に重ねて御礼申し上げます。

特定非営利活動法人 アーユス仏教国際協力ネットワーク
代表者 茂田真澄(浄土宗勝楽寺住職)
所在地 東京都江東区清澄3-4-22 
TEL 03-3820-5831   Fax: 03-3820-5832   Email: tokyo@ayus.org


【アーユスとは】
アーユスは、仏教の精神に基づいて、世界の様々な現実に目を開き、貧困や不公正、環境破壊など平和と人権に関する問題に足元から取り組んでいくために、1993年に発足した国際協力NGOです。超宗派の仏教者が集まり、NGOを支援することによって国際協力を行っている団体です。
 また、NGOを支援すると同時に、NGOが現地から寄せる貴重な情報を発信しています。遠い国であっても、そこに住む人々の苦楽、問題の根本原因、そこ地で行われている地域の人々の取り組みなど、活動者であるが故に分かる情報です。地球の裏側の出来事でも、決して私たちとは無縁ではないと、アーユス自身、常に命のつながりを感じながら情報発信に務めています。お寺という「場」であり地域社会の中の存在を生かしてNGOと地域を結ぶ、そんな存在になろうと務めています。

 
《English》 
  
Dear Friends of Ladakh 
On behalf of ayus, I would like to thank you for your generous donation of 170,000 yen (equivalent to Rs 9,241,352). Your contribution makes it possible for us to support Japanese NGOs that are working for Tsunami-affected people. 
ayus (http://www.ayus.org/index.html) is supporting several Japanese “international cooperative” NGOs that have started working on Tsunami affected areas taking advantage of their original international activities as below:
  1. Services for the Health in Asian & African Regions (SHARE)   http://share.or.jp/english/ ・Health care service at home mainly in Kesen’numa-city, Miyagi.
  2. Campaign for the Children of Palestine (CCP)  http://ccp-ngo.jp/salam.html ・Take advantage of their experience of working on Palestinian children since 1986, under this circumstances, CCP are supporting children activities in Otsuchi-cho, Iwate
  3. ShaplaNeer=Citizens' Committee in Japan for Overseas Support (Shaplaneer)  http://www.shaplaneer.org/ ・They are working on delivery of emergency provision and assisting coordination of Nakoso Volunteer Center in Iwaki-city, Fukushima.
  4. International Volunteer Center of Yamagata   http://www.ivyivy.org/  ・Coordinating for disaster response, delivery of emergency provision in various affected areas. Creating job opportunities for Tsunami-affected people in Ishinomaki, Miyagi.
  5. Japan NGO Center for International Cooperation  http://www.janic.org/   ・Coordinating for disaster response in Sendai-city, Miyagi
  6. Japan Association for Refugees  http://www.refugee.or.jp/    ・Consultation for foreign residents, legal assistance in Rikuzen-takada city, Miyagi
  7. Japan Volunteer Center     http://www.ngo-jvc.net/    ・Supporting community radio broadcast in Minami-soma city, Fukushima.
Once again thank you for your generous donation.
Sincerely, Shincho Shigeta
Representative
ayus Network of Buddhist Volunteers on International Cooperation
3-4-22 Kiyosumi Koto Tokyo Japan 135-0024
Tel: +81-3-3820-5831,  Fax: +81-3-3820-5832,  Email: tokyo@ayus.org


【ayus】
 Network of Buddhist Volunteers for International Cooperation

ayus is a Japanese NGO (Non-Governmental Organization) for international cooperation founded in 1993 by a group of Buddhist monks in Japan from a wide range of sects or denominations. 300 members, mainly monks and temples, regularly support our organization supports our activities. 
Based on the teachings of Buddhism, especially ‘compassion and loving-kindness’, ayus is concerned with global issues such as poverty, social injustice, and environment problems. ayus financially supports NGOs for international cooperation that are based in Japan and pursue structural and fundamental solutions of these problems. Our uniqueness is to provide the funds not for projects abroad, but for the salaries of administrative staff members in NGOs’ headquaters, believing that it helps strengthen the foundations of recipient NGOs and civil society. Meanwhile, we also support NGOs that work in emergency situations caused by human rights violations and natural as well as man-made disasters.  
In addition to supporting NGOs, ayus also strives to raise awareness of people in Japan about global issues by providing up-to-date information on global issues through member Buddhist temples. We believe that Buddhist temples in Japan play important roles to connect people of the world to each other. e are always concerned about people currently facing difficulties in the world and pray for them.
  

2011年5月8日日曜日

続々到着、野菜や果物!



レーのサブジー・マンディ(野菜市場)
2,3軒ぽっきり開いていただけだったのに今はもう10軒ちかく開いてます。
八百屋のおじちゃん、ちょっとムスッとしてますが、
写真とってもいい?と聞いたときはニコッと笑っていいよって言ってくれました。
花凛にりんごを一つ、サービスしてくれましたよ。
さすが、商売上手のカシミーリーです。


赤いシートに緑の野菜たちが映えます。
ちょうどバナナが売り切れですが、上から何本もたれてるひもにバナナが
いつもぶら下げられています。


思い出せば4月の終わり頃、噂に聞こえてきたのはスリナガルからの陸路が部分的に開通したとのことでした。ですが、所々でまだ車で通れない状況だったので、トラックの荷台にあった物資をロバや馬に背負わせ、車が走れるところまでをつなぎながらはるばる野菜たちがレーに届いていたのだそうです。なんてご苦労な話でしょうか。こんな苦労をしている人たちがいて、私たちは野菜が早く手に入っていたのです!ま、もちろん彼らも商売なので頑張るわけですが。

そしてその数日後、全ての道が開通していよいよ野菜や果物が豊富に店先に並ぶようになりました!目にまぶしいくらいの青々とした野菜、そして果物。急にスイカやマンゴやバナナを見ても、私の脳みそがついていけない・・・。これは夢か!?と思ったのですが、目をこすってもう一度見ても、それはまぎれもなくスイカ、マンゴ、バナナでした。

すっかりインドのことを忘れていましたが、あそこはもう真夏も真夏。インド人の避暑観光者は既にラダックを訪れていてシーズンを迎えています。マンゴもきっと今頃はシーズンでしょうか。以前、毎日のように南インドでマンゴを食べていたのが思い出され懐かしくなりました。

それでマンゴを早速購入。家に帰って熟す頃合も待てずに食べてしまったら、あれ・・?まだ甘くないわ・・・。そう全てがうまくいくわけでもなかったですが、それだけでも何か満足。
バナナも10本少々で80ルピー。高いけどそりゃぁ買ってしまうでしょう。バナナはかなり美味しい!ハズレなし。これで、ビスケット以外にも子どものおやつがあげられます。よかった~。

2011年5月7日土曜日

わんぱくロバ、堆肥を運ぶ。

後ろからロバを上手に追って、背負った堆肥を畑に運ばせます。

あれ!
どうしてこのロバは顔に袋をかぶせられてるの!?

ロバの背負う堆肥は我らの便と土のミックスでございます。

ひとまず、こんな風に畑に小山状態で入れて後日ならします。


花凛もイッチョマエにロバを調教中!マネしたいんですよね。

体力には自信のある私ですが、今日は本当にクタクタに疲れました。
ロバってこんなに言うことを聞かない奴なのだと本当に再認識。木の棒で思いっきりお尻を叩けと言われても、なかなかできなかった私ですが、しかし、もうそうしなければ、私がロバを追って走りまわらなければならなくなるのでした!ロバってやっぱり頑固。働き者で怠け者!なんだそりゃ?


さて、あの写真のように顔に布などをかぶせたロバ、どうしてか分かりますか~?
あれは、決して動物虐待ではありません!

仕事として荷物を運ばせるのですが、発情したオスのロバはそれはそれは、わんぱくなのです。もし何もかぶせないでいれば、メスのロバの足を噛んだり、後ろから襲いかかるのです。そんなんでは仕事になりません。布などをかぶせることで落ち着かせるためなのです。少々、見えにくい場合もあり、何となく歩みが遅くなる場合もありますが見えなくはしていません。

しか~し!それでもわんぱく坊やはわんぱくです。必ず、あの布をかぶったロバが脱線、暴走。それを必死で追いかける私。逃げるロバ。追いかける私。追いつかれて思いっきり叩かれるロバ・・・。そんなことをしているうちに、いい子にしていたロバたちが寄り道。連れている数等のロバの距離があいてしまう・・・。ああ~~!!

と言う感じで、もし、自分が受け持った6頭くらいのうち、布をかぶったわんぱくが2頭でもいようものならもう大変。あっちこっち走りまわるハメに。

そんな訳で、今日は広範囲にその堆肥を運ばせたので、本当に疲れてしまったのでした。でも、なんとなく、駄目な子って可愛くもあり憎めないのでした。

続々OPEN、レーの街開き!?

数ヶ月ぶりに開いたシェイク屋さんでアイスクリームを食べたぞ~!
かりん、口のまわりがアイスだらけです!
つい、この誘惑に母は勝てませんでした。

これがシーズン到来でOPENしたお店です。ご存知の方も多いでしょう!
ゴンパ・ソマ向かいのあれです。

カシミール人のショールの店や各種お土産屋さん、
ツーリスト向けのカフェやレストランが続々と開店しています!
街を歩くツーリストもすごく増えました。

暑くなってきた今日この頃。
ちゃんとそれを知っていて訪れるツーリスト続々到着。
そしてそのツーリストの訪れを知っていてオープンするお店たち。
先月4月下旬くらいからの街の急な変化にはちょっと気後れ気味な私・・・!?
うれしいはずなのに、日々忙しくストックで働いている私はすっかり田舎者のように取り残されている気がしてきました。これはいかん、いかん。
3日振りくらいにレーに来てもゆとりのある時間はなく、あれやこれやしてレーのお家に帰っては、また何やらコンピューターで仕事、家事、などなど。

友達は「俺は今年はじめて、ピザを食べたよ~!」と嬉しそうに言っていました。私たちは時間もないのでゆっくり食べに行けませんが、せめてもの楽しみに、数ヶ月ぶりにアイスクリームを食べました!ああ、なんて贅沢なんでしょう。今まで何もなかったこのラダックにて、我慢してきた甲斐があったというものです。不思議なのは、どこか他の場所に行ってそうなったのではなく、同じラダックが変わっているので妙な感じです。

以前、ある方がそんなラダックについてこんなことを言っていて、なるほどって思いました。

「ラダックのチャンスパあたり(ツーリスト向けに特化したストリート)なんかね、夏のシーズン中はあんなに賑やかなのに、シーズンが終わると急にシャッターストリートになるでしょう。あれを見てね、日本の江ノ島あたりの海の家だなあって思うんだよね。あれもシーズンが終わると急に寂れちゃうでしょ。」

今、まさにその「海の家」ならぬ「山の家」?が開店していっているってことですかね。
それにしても、やっぱりピザは食べた~い・・・!!

6月でラダック滞在一周年を迎える私とかりん。もし日本に帰ったらその物資の豊富さに、気絶してしまうかもしれませんね。