2011年7月29日金曜日

ルンバクから4900mのストック峠へ!

7月半ば、ストック発着の主要トレッキングルートの一つへ私も行ってきました!
久しぶりのトレッキングに大興奮の私。実は「ラダックの風息」の著者である山本高樹さんのトレッキングをワンボがガイドさせて頂き、そこに私も同行させていただいたのでした~。

ジンチェンのスタート地点より山本さんとワンボ


え~!!
ひょっこりと出現のブルーシープ!
私のカメラではこの程度でしかないので、写真は山本さんのをお楽しみに~。

ちょうどお花畑状態のルンバク村。

お仕事中の山本さん。
これって貴重ですよ。こういう写真はなかなか撮れないでしょ~。

ストック峠なかばです。
下を見ると今登ってきた道が見えて、自分を褒めたくなりますね~。
あともう一息!

やっとこ頂上!後ろの険しい山肌が美しい!


頂上にある岩山の真ん中のくぼみ。
良く見るとワンボが万歳しています。

初日、レーからジンチェンへ車で移動。そこから約2時間ほど歩くと、およそ7,8家族しかない小さな村ルンバクがあります。とっても美しいこの村へのルートにはブルーシープやウリヤルという野生の動物もかなり出現しました!山とほぼ同じ色、まさに保護色なのでとっても見つけづらいのですが、私たちは幸運なことに結構な至近距離で遭遇しました。初日の歩きはこれくらいにして、この美しいルンバクの村を満喫すべくゆっくり過ごしました。ちょうど花もたくさん咲いていたし、麦もかなり伸びていました。水も豊富に山から流れてきていました。
また、この村にはワンボの従兄弟、チャンバが嫁に来て住んでいるので、今回、私は初めて彼女の村を訪れることができたのです。今まで行きたい行きたいと思っていてなかなか行けず、やっとのことでたどり着いた訳です。今回は彼女の暮らしぶりがやっとわかりました。1歳を過ぎた彼女の子も元気でした。
この日、たくさんの外国人トレッカーたちがいくつもの家族に上手に分配されてホームステイをしていました。
ホームステイした翌日、4900mのスック峠を目指して早朝にスタートします。徐々に標高が上がるにしたがって、少しきつくなってきますが、マイペースで歩みを進めます。途中、これが峠だ~という辺りまでくると、美しい高山植物がたくさん見渡せるようになりました。その花たちに酔い、そして今まで歩んできた道を振り返り、ルンバク村を遠くに望む頃、おお、いよいよ峠だという登りにさしかかります。ジグザグの登りを繰り返し、踏ん張って踏ん張って歩みを進め、だんだん4900mに近づいているという実感が湧いてきます。そんな頃、雲っていた天気が小さなまん丸のヒョウを降らせました。洋服の防御のない手の甲にチクチクと刺さる感じがして、これちょっと痛い~、という小さな悲鳴を上げながら笑っていたのですが、そうこうしているうちにいよいよ頂上のタルチョックが見えてきました。かなり登り甲斐のある素晴らしい峠に感動しながらたどり着いた峠は、う~ん寒い。さすがに4900mでうっすら曇っていましたので、たどり着いてからはジャケットを着ました。
一足先についていたガイドのワンボは、峠の両脇にある大きな岩に更に登りたいというのです。私と山本さんは「え~、まだ登りたいの~?」と驚きと共に半分呆れ気味!?恐るべしラダッキーパワーを見せ付けられました。この頂上からはマルカバレイのルートのガンダ・ラ(峠)やシャム方面の一部も見渡せましたし、ストック峠の向こう側からはティクセやスタクモ、サブーあたりが見渡せました。これにはちょっと感動です。いつもの見慣れた風景がこんな頂からも見えたら嬉しいものです。
ストック峠を越えてからは、富士山の砂走りのように急な砂の斜面をかかとを上手に使って降りていくことで時間を短縮します。ここでもう寒さも穏やかになったのでお茶の休憩。ああ、暖かいものが体にやさしい。
その後はまた下りをゆっくり歩いていきます。ちょうど野バラがきれいに咲いていました。そして、いよいよトントン峠の下にあるテント店舗にたどり着いて一休み。ここはストックカングリルートとの分岐点なので、たくさんのトレッカーや荷馬とも出会います。
この店の目の前の丘、なんとブルーシープがよく来るらしく、またもばったり遭遇!5,6頭はいたでしょうか。すごいですねえ。こんな野生動物に遭遇できるなんて。
そこからはストック村までゆっくり帰ってくるルートです。いよいよ戻ってきてストック村が見えると、ああ、帰ってきたなあ~という満足感に溢れました。この夜、山本さんには、古民家「にゃむしゃんの館」に泊まって頂きましたよ~。ほどよい疲れにはやっぱり冷えたビールですよね。いい汗をかいた後はやっぱり美味しい!
それにしても、こんなに素晴らしいトレッキングルートが、こんなにレーから近い場所にあり、そして6000m級まではいかないけれど、とっても登り甲斐のあるお手軽なトレッキングであることを改めて認識し、これは本当にお勧めの素晴らしいルートだね~!、と山本さんと共に大満足でした~~!
このルートをみなさんにも味わって頂きたく、私たちNEO-LADAKHよりしっかりアレンジさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせくださいね。

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