2014年12月22日月曜日

チベット歴では新年を迎えました!

ロサル ラ タシデレック!!
一足早く、明けましておめでとうございます!

ラダックの大晦日にあたる12/21、今日はまた灯明でお祝いし、ガルメという火で一年間の悪いもの全てを落とす、厄除け儀式を〜!と楽しみにしていましたが、何と下の子が入院してしまいました(>_<)

数日前から風邪がよくならないので日曜日の急患受付で病院に行ったところ、肺炎になってしまうと困るからと大事をとって入院となりました。

10月にも肺炎になりかけたので、半分は覚悟していたのですが、まあ、子育てをしてるとこんなものでして、上の子も1歳の時でしたか、年末に急な発熱。夜間救急で病院に行ったところ、しばらく点滴をうって帰ってきました。またかと言う感じですね。こんなことを言うと笑われそうですが、子どもなりにこういうタイミングで、一年間の悪いものでも出してるのかもしれませんね。笑

ストックとは比べものにならないほど、病院はヒーティングシステムで暖かく、いわゆる快適であるとはこんなにすごいものかと、ちょっと毒されてます(^^;;

我が家の王子、リスメットは少しずつ元気になってますので、ご心配なさらないで下さいね。では、またラダックの病院事情でもリポートしますね。

2014年12月18日木曜日

灯明でお祝い!ガルダンナム チョット2014


ストックの自宅の窓に灯したランプと、左側は子どもたちにより山に灯された火です。

ガルダン ナムチョットとはチベット仏教のゲルク派の創始者とされている、ジ ツォンカパの生誕、悟りを開いたこと、涅槃をお祝いする行事です。

この日、ラダックでは家々の窓や山などにランプを灯してお祝いします。家で用意するランプが108というのは日本の除夜の鐘にも共通した数ですね。日本もラダックも108の理由は諸説あるようですが、遠く離れてはいても仏教の根底にあるものが伝わってきたのでしょう。

寒い夜ですが、温かいランプの火に心が温まります。この日はすぐ近くの実家でみんな揃って夕食を囲みました。


日中、ランプ(チョドメ)の準備をしました。


暗くなったら、オイルを入れて点火します。この日ばかりは、子どもたちの心もランプの火のように躍ります!灯明が完了したら、寒い夜空に花火をあげてお祝いします。

2014年12月15日月曜日

冬支度のメイン、ゾ肉35kgを保存!!


ラダックのお正月、ロサルの前の大切な準備のひとつがこのお肉の確保です。今年はストックで実家とのシェアでなく、ルンバク村の親戚と4家族で一頭のゾをシェアしましたが、場所が離れているので、解体してから数日後に手元に届きました。
本当はジンチェンまで車で取りに行く予定でしたが、雪のため自力で行くのは断念。親戚の若い子に頼んだところ、身体の大きな男二人が自分の肩に袋を乗せて重そうに運んできました!
そんなにか、とやはり量の多さに圧倒されましたが、これからラダックにつながる陸路は全て閉鎖。流通していたありがたい野菜は手に入らなくなります。そんなラダックですので肉は貴重な食料です。手持ちの体重計で測ったところ、26kg!しかし解体してから数日後ですので随分乾いてるので、実際は35kgはあったんじゃないかと叔父は言ってます。それにしても見事な肉。4月末のスリナガル・ロード開通まで持つでしょうか。


叔父とワンボで更に小さく切って乾燥保存する作業をしました。ノコギリまで使わないとなかなか切れません。骨も切ってますので。
頭以外は上手に満遍なく分けてくれてるねと叔父。レバー含め内蔵もあり、腸もホース状でありました。内蔵はきれいにするため、少し茹でて洗います。よーく洗わないと結構汚いは汚いです。だって消化してる腸ですから(^^;; 


これだけあれば、厳しい冬でも生きて行ける気がしてきました!

他にも冬支度として保存食をいくつか作りました。また追って紹介しますね。いよいよ明日はガルダン・ナムチョットという行事です。その一週間後はお正月のロサルです。その前に、ついそこまで来ている厳しい冬に対する備えができて一安心です。そして、私たちのために捧げられた命に感謝しながらいただきたいと思います。



2014年12月14日日曜日

いよいよ本格的に雪降りました!

 
今年は暖冬ぎみでしたが、いよいよ降りました!ここ3〜4日は連続して曇っていたのであやしい気配でした。ラダックのみならず、北インド全体に天気が崩れているようです。

子どもたちは、朝から自ら雪かきをしてくれるし、とにかく喜んで雪遊び!
普段遊んでるブランコも、雪の中では一段と楽しい様子。雪だるまを作るそうですが、なにせ水分の少ない雪ですので、うまくできるかな??




夏の終わりから我が家の仲間入りをしたジャーマンシェパードのミックス、空人(そらと/4ヶ月)も、おねぇちゃんたちにからんで大はしゃぎ^ ^

いよいよ寒さ増し、食が細くなり、色んな意味で生産性のない厳しい冬ですが、冬ならではのこういった醍醐味を存分に味わいたいと思います!






2014年10月30日木曜日

今年のラダック観光シーズンのピークを終えて…

作 りえこ画伯  にゃむしゃんの館 2014年 秋

この9月に遊びに来て下さったお客様が、にゃむしゃんの絵を描いて下さいました!ブランコを楽しむヤンチャンと愛犬の空人(そらと)、玄関には私たち。とっても可愛い絵です^_^ 
りえこさん、ありがとうございます!

こちらは、夏、秋の観光シーズンのピークを10月半ばで終えました。だんだん冬に向かっています。それでもまだ、ラダックを訪れて下さるお客様もポツポツいらっしゃいますが、慌ただしい日々は過ぎました。これからはゆっくりした時間のなかで過ごすことになります。

振り返ってみると、今年もたくさんの人がストックにお越し下さり、NEO-LADAKHをご利用くださいました。その中でたくさんの出会いがありました。さらに今までと少し違うとすると、お客様同士の出会いもたくさん作れたことです。これは、自宅やプライベートを解放して、このような場を作っている私たちにとっては、大変光栄なことです。こういったご縁の広がりに心から感謝します。

一区切りがついた今年のシーズンですが、まだまだ冬も盛りだくさんです!お正月行事や、雪ヒョウが見られる冬ならではの見どころもあります。チャダル・トレックなどの冒険に想いを馳せる人もいるでしょう。また見どころについては追い追い告知できたらと思います。
ひとまず、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました!

2014年10月17日金曜日

本日、ストックで初雪降りました!


最近のラダックは秋も深まり、美しく紅葉した葉もパラパラと落ちてきています。そんな秋深まるストックですが、今日は初雪が降りました。毎年10月はじめに軽く降りますが、少しだけ遅いほうな気がします。数日前はすでに朝起きるとバケツの水は凍っていました。小さな子どもや慣れないお客様のいる我が家は、近所より一足早くストーブも出しました。天気が悪かったりすると、すっかり寒いストックです。今日は足元から冷えるので毛糸のソックスを履いてます。いよいよ厳しい季節がやってくるのを実感します。冬支度を急がないとと思う今日この頃です。

2014年10月9日木曜日

インターネット不通でご迷惑をおかけしました。

ジュレー!
久々にインターネットにありつけました。実はご存知の方も多いかと思いますが、9月頭からスリナガルで起きた洪水被害の影響で、ラダック全土でネット回線が完全に切れていました。が、やっと回復しました!まだ自宅は繋がっていませんが、しばらくで回復するかと思います。

この間、アレンジの途中で連絡が途切れてしまい、お泊まりやアレンジが出来なかった方も少々いらっしゃいました。大変ご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。また、個人的なメールのお返事も一切で来ておらず申し訳ありません…。少々時間ぎかかるかもしれませんが、お返事させていただきます。引き続き、よろしくお願いします^_^ こちらは皆、元気でやっております。

2014年9月5日金曜日

天の川に浮かぶ 「にゃむしゃんの館」

夏のある日の我が家より        photo by STANZIN WANGBO

こんな星空を見上げながら、遠き宇宙に思いをはせるとき、
いつの間にか自分が天の川に浮かび、星の川を泳いでいるかのような錯覚に陥ります。

私たちの身体はこの宇宙の星たちと同じ成分でできています。
この天の川も広い宇宙のほんの一部です。いったい宇宙はどのれくらい広大なのでしょうか。

宇宙の創始や星の誕生、生命の誕生、人間の誕生を考えたとき、
今の世界で起きているあらゆる争いや不公平、自分や隣人が抱える小さな悩みや問題。
 これら全てがどれだけ短い時間のもので、小さなものかを思い知らされます。

星屑よりも小さな自分を実感し、それが抱える小さくて無駄な悩みを解き放つ。
天体観測をすると、不思議と自分の姿がよく見えてきます。

ラダックがマナリになっちゃった!?

自宅3階部分のテラスからサブー村方面

8月20日以降からだんだん天候が悪化してます。インドからのモンスーンの影響でしょう。本当ならヒマラヤ山脈を超えられずにラダックだけは晴れ模様のはずなんですが…。
急に寒くなってしまい、夏はどこへ行っちゃったかしらと思うほどです。そしてここ数日は雨模様。今日なんかは目の前の低い山にまで霧が降りてきてました。これはまるでマナリの景色ですね。これからラダックを訪れる方は念のため防寒と雨対策を。

うちから見えるレー、サブー村方面の山には雪がかぶり、帯状の雲が長くかかってました。これがまた何とも美しい。

それで、連日の雨で手前の小麦畑は雨で全部倒れてしまいました。もう少しで刈り取りだったのに、これでは刈り取りも大変そうです…。

ちなみに、我が家から見えるはずのストック・カングリはと言うと…。
まるで姿が見えません!

自宅前の道からストックカングリ方面

ストック・カングリのないストックなんて、黄身のない目玉焼きと同じですよー! 苦笑   早く晴れますようにー。



2014年7月10日木曜日

ネオ・ラダックは「個人旅行」のカスタマイズをお手伝いします。

トレッキング/登山/ILP申請代行

タクシーチャーター手配、英語・日本語ガイド手配

ホテル、ゲストハウス、ホームステイの手配 etc...



NEO-LADAKHおすすめのスポット》

※詳細はお問い合わせください


●パンゴン・ツォ、ツォ・モリリ、ツォカル 標高の高い湖
 ★おススメはパンゴン・ツォの最奥地マン、メラック村、
   ツォモリリ方面ではインダス川沿いにあるチュマタンの温泉もあり

ヌブラ渓谷(ディスキット、フンダルのキャメルサファリ、
パナミック、トゥルトゥク)

 ★おススメは1971年までパキスタンだったトゥルトゥク村
  ※やはり2010年に入域許可された貴重な村
  パナミックの温泉もあり

ダー、ベマ村
 花の民の民族衣装、唯一のアーリア系民族

ガルクン、ダルチック村
 花の民の民族衣装と、2010年に外国人の入域が許可された貴重な村

コクショ、チクタン村
 イスラム教徒と仏教徒が融合して暮らす素晴らしい村

●カルギル、ザンスカール方面

上ラダック方面ゴンパめぐり
(シェー、ティクセ、へミス、チェムレ、タクトク、スタクナ、マト、スタクモ、ニャルマ、ストックパレス、レーパレス、ナムギャル・ツェモ、シャンティ・ストゥーパ、スピトゥクゴンパ)
 ★おススメは ティクセ、チェムレ、タクトク、へミス

下ラダック方面ゴンパめぐり
(ピャン、バスゴ、リキール、アルチ、サスポール、リゾン、マンギュ、スムダ・チュン、ティモースガン、ラマユル、ワンラ)
 ★おススメは アルチ、サスポール、ラマユル、スピトゥク

シャーマン(神おろし)見学、体験

アムチ(チベット伝統医)による診断体験

インダス川でのラフティング

コミュニティー・ウォークinスプンルール ストック村
 人々の暮らしを知るガイド


トレッキング各種
 半日~8日間などもろもろ(別途記載)


乗馬トレッキング
 ストック村のショートトレッキングルート


他、各種調査などのサポートもしています。
ご希望の内容をお気軽にお問い合わせください。 

NEO-LADAKHのロゴが新しくなりました!



繁栄、繁殖のシンボルでもるアイベックスがロゴになりました。
末永くよろしくお願いします。

Design by YUSUKE MIYATA


2014年6月18日水曜日

送電に感謝。ラダックでもワールドカップ!


ブラジルvsメキシコ
ため息が出るほど両チームともに技術が高くて目が離せなかった。天下のブラジルが攻めまくってるのにメキシコのキーパーもナイスセーブ。結果は0-0だけど、ブラジルのチームワークも悪くないんじゃないか^_^と、期待してしまう。夜中にアッとかウッとか観戦しながらつい声が出てしまい、赤ちゃんがうっすら起きてしまうというダメ母ぶりですが、4年に一度くらいは許して頂きたーい(^^;; やっぱりサッカー最高です!

2010年のワールドカップ、ファイナルの試合はストックに送電がなくて、レーの町のガーデンカフェで観戦しました。世界中の旅行者?がいてサポーターもバラバラでおもしろかったですが、寒かったのをおぼえています。今はストックの自宅で観戦できてます。停電も一度もありませんでした。すごい進化ですね~。

2014年6月9日月曜日

今日遭遇したブルーシープの群れ@ トントン・ラ(4100m) 


今年も夏のトレッキングシーズンがスタートしました!
 
トントン・ラ(峠)とは、トントン・ギャポという精霊の祠が、
この峠にあることから付けられたました。
歩くことの気持ちよさに加え、微妙に変化する山肌を見ては楽しみ、目を凝らして野生動物を探す。小さな高山植物に魅了されたり、鳥や蝶の動きにアンテナを張る。五感をフル回転しながら普段は見られない動植物に触れる喜び。高嶺を目指すだけではないトレッキングの醍醐味がここにあります。

冬毛が抜けずにもこもこしています。
この辺りの土には塩が混ざっているらしく、それをなめによく出没します。

まだ雪解けしていない谷を渡る群れ

photo by WANGBO

2014年6月8日日曜日

変化するラダックの農耕風景

畑を耕しています・・・が、何か違うのがわかりますでしょうか!?

そうなんです。写真中央にあるように今年は初めて、ゾでの農耕をせずに、トラクターで畑を耕しました。
これにはちょっと、いえ、大きなショックを受けましたが、人手不足や高齢化が進む中、どうしてもやむ終えない選択だったというのも理解できます。味気ないようですが、短時間で、安く、楽に仕事ができてしまうのですから、現地の人からすれば選ばない手は無いといってもいいでしょう。

あのダイナミックなゾと人の農耕風景がないなんてとっても寂しいですが、収穫物が収入になるわけでもなく、自分たちが食べたりするものです。むしろ、農作業のために仕事や学校を休んで手伝うことはマイナスになってしまうともいえるでしょう。また、ゾも年に数回の農耕のために一年を通して世話をし、餌のために牧草を育て、収穫し、保管し・・・。ものすごく手間がかかっているのも分かります。失いつつある文化に対しての愛着や敬意をもちながらも、変化を恐れず、受け入れられる自分もいないといけないなあと思う今日この頃です。

家族が一人ふえて新たなスタートです!



約一年ぶりのブログ更新です。懲りずにブログを見てくださったみなさまありがとうございます。改めてラダックでの暮らしを綴っていきたいと思います。長かった日本滞在はとっても貴重な経験となり、私たち家族を一段と成長させてくれました。日本もいいなって心から思う日々です。それでも、やはりラダックにも家族があり、家があり仕事がありますので、ここでも頑張っていきたいと思います。