2015年1月30日金曜日

スリナガル・ロード、いよいよ閉鎖。

今年は暖冬ぎみでスリナガル・ロードがなかなか閉鎖にならず、野菜などの流通が続いてきていましたが、いよいよ1/22前後で閉鎖になったようです。

とはいえ、先月12月22日前後にも寒波が来て激しく寒かったとき、やはり一度は閉鎖ななりましたが、天候が回復したらまた開通したという経緯がありました。なので、また同じようなことにならないかなんて考えてもしまうのですが、本日1月29日現在、ここ数日ずっと曇りで気温が上がらず、ストックでは雪もパラついてます。暖冬できていたこの冬でしたが、やっと寒波が襲ってきて、本当に寒くなりました。ただ、もっと雪が振ればと思うのですが…、平地には降ってません。ただ、山には降っているようです。水不足にならないといいのですが。

なんとか元気に寒さを乗り切りたいです。

2015年1月28日水曜日

うちで採れた杏で作った杏酒、解禁!


2014年の8月31日に作った杏酒が飲み頃になりました!

うちの畑に唯一ある杏の樹。去年は本当にたくさん採れました。なのでジャムにしたり、お酒にしたり、杏酵素シロップを作ったりして食べきれない分も無駄にしないようにしました。しかも、保存ができれば何もない冬にも重宝しますので。

ちなみに、日本で梅酒は作った経験がありましたが、杏酒は初めての経験。まして、ラダックではこんな風に杏酒は作りません。かなり驚かれながら作りました。出来栄えはというと…、これがなかなか美味しいじゃないですか!!同居の酒呑み爺ちゃんも、チュリーチャング(杏酒)?と目を見開いてましたが、飲んで見るなり、お〜、美味しい!と一言頂きました。

最近、酒量が減りめっきり弱くなりましたので、夏に来られるお客様にも振る舞える?かもしれません^_^ お楽しみに。

2015年1月22日木曜日

1月中旬で野菜が買える暖冬さ…。


本格的な冬が来たら生野菜が買えなくなると、必死に野菜をあれこれ試行錯誤して保存してきました。その一つがこのピクルス。大きめのコーヒーが入っていた瓶にいくつも作りました。おすそ分けで何人かの親戚にもあげてみたところ、新しい味にあまり寛容でないラダッキーにも関わらず、好評でした!これは嬉しかったです。

なのですが、今年はどうやら暖冬です。1月中旬現在で、スリナガル〜ラダック間の陸路がまだ開いているなんて異例のことです。大抵はロサルには生野菜がないんです。つまり年によって違いますが、12月中旬前後には閉鎖。それ以前の場合もあります。なのに、今年はまだ物資の行き来があるわけです。我が家には小さな子どももいるので、ありがたいのはありがたいですが、これでは夏に水不足になる可能性があります。冬に降った雪が山に蓄積され、寒くて冬の間中解けず、春先にやっと少しずつ解け出す。こうして蓄積された雪が水となって流れてくることで、夏の間の農業ができるのですが…。しかし、今年は今のところ寒くない上に雪も少ない。水のことを考えると不安になります。

作ったピクルスをありがたく食べる日は今後来るのでしょうか。もちろん生野菜を買えるとは言っても、だいぶ凍ってしまい、質は落ちるものもあります。それでもまだ一応は手にはいるという…。

単純に喜べないこの状況。そんな今日この頃ですが、今日から雪の予報!実際にすっかり曇り。もしかしたら期待できるかもしれないです。様子を伺ってみます。


2015年1月15日木曜日

レーのSNM病院リポート

12月に入院した息子と3泊4日で泊まったレーのSNM病院、小児科病棟です。



セントラルヒーティングシステムで暖かい!


窓はダブルウォールでダブルグラス!

ラダックの新年、ロサルのど真ん中に、レーの町にある国営病院SNMに入院となった一歳の息子。風邪ではありますが、悪化して肺炎になってはと、大事をとって、ラダックにて初入院。これが、真冬のラダックにも関わらず、新しい建物に変わったおかげで、かなり快適なものでした。

ちなみに、以前この病院がまだ古い建物でやっていた時に2回ほど入院した経験があります。一回は私自身の風邪が悪化した時。気管支をやられたことで低酸素状態になり、酸素吸入が必要だとのことで一回。確かにラダックではたかが風邪でも、呼吸器系がやられると低酸素になるのがここならではの症状なんです。また、日本で生まれた上の娘が初めてラダック入りした初日、高山病の症状でやはり酸素吸入が必要となり一回。あの時は病室も汚く、設備もいまいちで、ましてやスタッフのケアもいまいちだったのを覚えてます。ただ、薬代は含みせんが、一泊入院しても殆どタダ同然なのは国営のならではのありがたさでした。が、その分?期待してはならないという法則でもありました。

さて、このSNMホスピタルは、今までは病棟だけが新しい建物になっていたのですが、2014年11月から外来も全て新しい建物になりオープンしたのでした。

その新しい外来の建物というと、入り口は一応ガラス扉だし、入ってすぐは吹き抜けのホール。中は全て白いタイルがしかれ、明るく清潔感がある感じで、お、やったなあ、と思わせるもの。さらに、何とエレベーターも!?と思ったら、さすがに稼働していませんでした。 (^^;; ま、これは良いことにしましょう。

そして、ラダックならではなのは、南面の壁や窓はダブルウォール、ダブルガラスで日中は日差しを取り入れて暖かくしていることです。外来では各科の診察室がこの南面にあり、このおかげで暖かいです。いや、ややもすると暑いくらいですね。ただ、病棟でもそうだったように、日中は暖房をつけないようなので、当然日中しかやっていない外来の廊下、つまり待合スペースはそれなりに冷えます。赤ちゃんをかかえた親御さんたちは皆、赤ちゃんをぐるぐる毛布でくるんで抱えてます。もし日中に暖房などつけたら、レーの町唯一の暖かい「たまり場」になっちゃうからつけないのでしょうか、なんて。笑

病棟では日中、暖房をつけなくても暖かかったです。夕方からはセントラル ヒーティングシステムで病棟においては廊下までも暖房完備。もちろん病室よりは温度が下がりますが…。その他、車椅子対応のスロープもあります。小児科のトイレは男女分けなく水洗が5個ありました。が、一つだけ解放されてまして、あとの4つには鍵がかかってました。このトイレの少なさは冬だからかもしれません。凍結対策かもしれませんね。この数の少なさと清潔に保たれてない感じだけは、ちょっと残念でした。

さて、私たちは、小児科の医師といえば今までに何人もにかかり、名前と顔、それとなく人となりを知り、その中きら自分たちに合う医者、頼れる医者を探してきました。こちらが日本人ということもあってか、だんだん覚えてもらって、今では話しの分かる、気の合う医者をやっと見つけられました。もちろん、中にはえらそうで、話の分からない嫌な医者もいましたから…。

ロサルとあって、勤務している医師も看護師も皆イスラム教徒の方ばかり。そりゃそうですね。逆にイスラムの行事の時は仏教徒が出るという訳ですからお互い様。現在、ラダックで小児科のスーパースペシャリストと言われる医師はDr.ザヒード氏。この方なら安心して任せられます。おかげさまで、息子もすっかり快復して退院できました!本当にお世話になりました。





蒔ストーブで冬の恒例クッキング!



今日はスコーンを作ってみました。先日、親戚に手作りのラダッキークッキーをもらったのでお返しに。今年はもう何回か作ってますが、今日が一番よくできたかなと。


先日新たに集めた乾燥馬糞を右側に入れ、左側の引き出し型のオーブンで焼いてます。


焼いたスコーンを先日食べて再利用しようととって置いたスパゲッティのパッケージに詰めて出来上がり!ラダックではビニール袋が禁止のため、豆や麺などね入ったビニール袋を再利用するのは当たり前です。この様にしてもまさか嫌がられないのも嬉しいです。

2015年1月8日木曜日

STOKで 「雪ヒョウ/Snow leopard」 を探しに!!


これは今日、ワンボがヤンチャンと二人、ストックの山に入っていき撮影したものです。何の足跡か分かりますか??

・・・・そう、雪ヒョウの足跡です!!


なかなか雪ヒョウの写真は撮れませんので、
こちらはウィキペヂアより写真を拝借して紹介させていただいております。

ラダックにも生息する雪ヒョウですが、ここストックにもいるんです!
夏、山の行き来をよくする馬方さんたちは、それほど奥地でなくとも目撃しています。もちろん、村人がそう簡単に目撃することはなかなかないんですが、それでも、特に冬には山に入る人も少なくなるので、このような足跡を見つけられるんです。ということはつまり、ここには雪ヒョウがいるということですね!

村人は雪ヒョウの通る道などをよく知っていますので、ある程度、場所のめぼしをつけ、時間帯を選べばきっと目撃することができるでしょう!ベストシーズンは1月~3月くらいです。みなさんもぜひ雪ヒョウを探しに行きませんか!?ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいね。


2015年1月3日土曜日

2015年 明けましておめでとうございます!


昨年も大変お世話になりました。今年も、力みすぎず、心も身体もゆるめつつも、更にがんばっていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します!皆様にとって今年も幸多き年になりますように!


写真は2014年12月下旬、一足早く新年(ロサル)を迎えたラダックのチュショット村で行われた「アポアピ」という行事です。
左からお婆さん、お爺さん、アイベックスに扮した村人がオチャメに首をかしげた動きのステップを踊っているところです。他にもさまざまなキャラクターが出てくるストーリーで楽しませてくれますが、最後には一年間の悪いもの全てを捨てる儀式で厄除けをして新年を迎えました。