我が家の顔とも言えるキッチン(チャンサ)の鍋・食器棚(ランス)。 大変名残惜しかったのですが、作り直すことにしました。
胸が締め付けられるような感じでしたが、壊れていて機能的ではないし、古びてしまいスペースがうまく使えていなかった棚です。愛着はたくさんありましたが、ぐっとこらえて、新しくします!
娘と一緒に解体作業を見ながら、ちょっぴり後悔の念が湧いてきました。
娘も、古いままで良かった…と言うので、私は娘に言い聞かせます。
今から作るやつは、一生懸命デザインとかも考えて作ってあるから、大丈夫。絶対新しくして良かったって言わせてあげるよ!
娘は、半信半疑なまま、解体を見守ってました。
キッチン入り口のドア。日本の古い木造家屋みたいに、背が低いので、たまにお客様がガン!と頭をぶつけられていたのを、何年も見てきました。古くさくてよい反面と、もう古い家屋の作りを知ってはいても、癖がない私たちの世代は、背が高い人ほどご苦労をかけてしまいました。このドアも、思い切って背を高くします。
昔らしい小さな窓。これは中でも大きいほうでしたが、それでも木の板で光を遮っていました。昔は温めた空気を外に出さないようにと、窓を小さくしてましたが、近年は温暖化で昔に比べずっと温かくなっていることもあり、開口部を大きくして、太陽光を取り入れる方が温められるんです。細く小さな窓が3枚あったところを、大きな窓2枚にして、光と暖を取り入れられるようにします。
この夏は観光の忙しい時期に重ねて、7月後半からずっと大工さんに入ってもらい、我が家を改装してます。
9月頭からははそのピークでした。わずかな宿泊の来客を受けさせて頂いただけにして、メインとなるキッチン内を一気にやってしまいました。
私は木や木工が大好きで、若い頃そんな仕事もしていましたので、大工さんと一緒にあれこれ考えたり、アイデアを出して、それを作ってもらったりするのは、とても楽しいことでした。しかも、家が良くなって行くんですから尚更です。
しかし! これらの作業がそんな簡単ではないことは、インド、ラダックでは当たり前です。この2カ月、どれだけストレスもためながらやっていたかは、また次なる報告にてまとめましょう。笑