2011年3月7日月曜日

ドスモチェ in レー ②

引き続き、今回もドスモチェの様子です。
神聖なお祭りの、もう一つ別の表情をお伝えしたいと思います。お祭りといえば日本でも出店が出たりと娯楽的な部分もありますよね。このドスモチェも、大変な盛り上がりを見せていました!

レーのメインバザールは人でいっぱいで、みんなそれぞれに楽しんでいましたが、一番驚いたのはチャリティー宝くじです。これは身体的な障害を持った人たちのグループによるもので、このグループは、普段は自ら作った手芸品などを販売したりする活動をしていて、たしか私も、夏にお店で商品を見たことがありました。とっても素敵な小物が魅力的なのを今でも覚えています。


そんな宝くじは一口が20ルピーなんですが、その豪華商品のリストにびっくりさせられました。ノートパソコン、冷蔵庫、洗濯機、TV、ラダッキースタイルの机、ペー(炒った大麦粉)を入れる木製の器、クッションなどなど。

電化製品まであってかなり豪華。

私たちは、ドスモチェの前に夫の友人がチャリティーくじを買ってやってくれ、と言って来たので先に買っていたのですが、くじに豪華商品が書かれていても失礼ながらちょっと信じていませんでした…。

しかし、当日バザールに行くと、トラックの荷台にそれらの商品を載せて実物を見せながら宣伝し、そこでもくじを販売していたのです。はは~、これはすごい。本当に用意してるんだ!と正直思ったのは私だけでしょうか。

今やラダック、いやインドの発展のすごさを、こういうものからも感じる今日この頃です。


さて、二日目の夕方、バザールからすぐのポロ・グランドに人々が集まり、当選者の発表となりました。寒くなるので私は子どもと先に帰宅しましたが、夫が残ってその行く末を見届けました。

抽選は小さな子どもに、くじの入った箱の中から引かせるという方法がとられていたそうです。子どもは確かに不正は働かないでしょう。

当選者の番号と名前が読み上げられます。
…当然ながら、私たちは当たりませんでした。

残念。実は洗濯機ほしかったなあ。まだまだ手洗いの日々が続くのか…なんてがっかりしたりして、私もすっかり現地の人のように多少なり期待しておりました。

当選者は会場にいない人が多かったようです。でも、これってラダック特有の遠慮の美徳で名乗り上げないだけ~??。なんてちょっと思っちゃいましたが、名乗り出なくても連絡先でコンタクトできるそうですので大丈夫だそうです。

ちなみにこの豪華商、スポンサーによるものだったそうです。宣伝を兼ねてTVならばTV屋さんが出品し、机は机屋さんがといった具合だったそうです。なるほど、お互いに得のあるよくできたシステムでした。

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